私は近くに住んでいる両親に、「毎月10万」の仕送り話を打ち明けました。わが家は毎月7万プラス税金を仕送りすること、義妹にもお礼として3万渡すこと……。私が話し終わると、父は長いため息をつきました。「それは……大変な話だな」
「……私が協力しようか?」その声に振り向くと妹のマミが入ってきました。マミは独身で実家暮らし。今日は仕事の夜勤明けで、午前中に帰ってくると聞いていました。「あ、帰ってきたんだ。おかえり」「うん。話はだいたい聞かせてもらったよ?」
月10万の仕送りは家計にとって大きな痛手です。けれど「ムリならパートを増やせって言われるかも」とマミに言われ、私はゾッとしました。義両親の仕送りのため限界まで働かされる自分を想像してしまったのです。テツローのあの張り切りぶりを考えるとありえない話ではありません。
昨日の夫婦の話し合い以降、テツローはずっと不機嫌です。今朝もひと言も発さずに仕事に行ってしまいました。しかし私も折れるわけにはいきません。幸い両親は心配してくれ、マミも味方をしてくれたので少しホッとしました。私は実家の力も借り、次の休みの日にテツローを説得することにしたのです。これで思い直してくれるといいのですが……。
【第3話】へ続く。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・motte 作画・なかやまねこ 編集・井伊テレ子
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