「ブルネロ クチネリ」が能登・輪島をサポート 表参道店で漆作品の展示販売会を開催

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2024年07月08日 10:21  Fashionsnap.com

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地球儀(77万円)

Image by: BRUNELLO CUCINELLI
 「ブルネロ クチネリ(BRUNELLO CUCINELLI)」が7月11日から8月31日まで、表参道店 地下2階のアートスペースで能登・輪島で作られた漆器の展示販売会を開催する。

 ブルネロ クチネリ表参道店は2021年のオープン以来、「INCONTRO CON L'ARTISTA アーティストとの出会い」と題したイベントを開催し、日本とイタリアのアーティストやその作品を紹介してきた。これまでフィーチャーしたアーティストには、陶芸家の辻村史朗、書家の井上有一、茶陶や書画を手掛ける細川護熙(第79代内閣総理大臣)、陶芸家の辻村唯が名を連ねる。
 今回のイベントは、能登半島地震によって創作の場を失った漆職人たちの作業場を作る「輪島千舟堂(せんしゅうどう)」の活動に賛同して行われるもの。輪島千舟堂は創業以来、一貫して文化庁認定の輪島塗技法に基づき、輪島漆器の制作と販売を継続する輪島塗ブランド。2008年の洞爺湖サミットでは同社制作の盃が歓迎晩さん会で公式採用された。
 今回はサポートプロジェクトの第一弾として、代田和哉 作の「香合 鷹」や藤野靖男 作「飾箱 天神」といった作品を通じて、輪島千舟堂がサポートする漆職人たちの巧みな技術を紹介。漆で作られた地球儀やセンターテーブルといった、伝統とモダンを融合させた作品なども展示・販売する。また、顧客向けに行われるトークセッションでは蒔絵師 代田和哉、塗師 余門晴彦、そして千舟堂 岡垣社長によって輪島の現状、そして輪島で培われた漆器づくりの一端が語られる予定だ。

■ブルネロ クチネリ表参道店住所:東京都港区南青山3-17-11営業時間:11:00〜20:00電話番号:03-6434-9520 ブルネロ クチネリ:公式サイト
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