ブリストル移籍決定の平河悠、約3年間を過ごした町田へ感謝「胸を張って行ってきます!」

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2024年07月09日 22:19  サッカーキング

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町田から欧州へ挑戦することが決まった平河悠 [写真]=清原茂樹
 ブリストルへの期限付き移籍加入が決まったU−23日本代表MF平河悠が9日、FC町田ゼルビアを通してコメントを発表した。

 ブリストルは同日、平河が2024−25シーズン終了時までの期限付き移籍にて同クラブへ加入することを発表。同契約にはシーズン終了後の買取オプションが付帯していることも伝えられた。新天地での背番号は「7」に決まっている。

 自身初の移籍、そして海外挑戦を受けて、平河は町田を通して今の思いを明かしている。プロキャリアをスタートさせた町田への感謝、選手としてさらに成長するための決断であることを伝えた上で、イングランドの地での飛躍を誓った。

「この度ブリストルに期限付き移籍する事になりました。まず、この機会を与えて下さった監督・スタッフ・強化部・チームメイトのみなさんに感謝しています。短いサッカー人生の中で、自分自身の目標達成の為にどうすべきかを考えた結果、この決断に至りました。初めての移籍となりますが、必ず活躍して、良い報告が日本に届くよう全力で頑張ります!」

「FC町田ゼルビアでプロキャリアをスタートできた事を誇りに思いますし、胸を張って行ってきます!そして、どんな時も熱く応援してくださったファン・サポーターのみなさんには心から感謝しています。特別指定期間を含めた約3年間、本当にありがとうございました」

 平河は2001年1月3日生まれの現在23歳。山梨学院大学在籍時の2021年9月に町田加入内定と特別指定選手承認が発表され、同年12月にJリーグデビューを飾ると、翌年3月にはJリーグ初ゴールを記録した。正式に町田への入団を果たしたなかで迎えた2023シーズンは、開幕直後から主力として躍動。明治安田J2リーグで35試合出場6ゴールを記録し、クラブ史上初となるJ1リーグ昇格の原動力となった。

 背番号「7」に変えて臨んだ自身初のJ1リーグでも、キレのあるドリブルと高精度のキックを武器に開幕直後から活躍。2024明治安田J1リーグでは18試合の出場で2ゴールを記録し、首位を快走するチームにおいて攻撃陣の主力に君臨していた。

 また、町田での活躍が高く評価され、2023年6月にパリオリンピック2024(パリ五輪)を目指す世代別代表に初招集された。今年4月から5月にかけて行われたAFC U23アジアカップカタール2024では全試合に出場し、優勝とパリ五輪出場権獲得に貢献。パリ五輪本大会に臨むU−23日本代表のメンバー18名にも選出されていた。

 ブリストルの発表によると、平河はパリ五輪を戦うU−23日本代表の活動を始める前に、ポルトガルでプレシーズントレーニングを実施するトップチームに一時的に合流する予定だという。その後、U−23日本代表の一員として、7月26日から8月11日にかけて開催されるパリ五輪に参加するというスケジュールだ。なお、イングランド2部リーグのチャンピオンシップは8月9日から開幕するため、平河の新天地デビューは開幕後となる可能性もありそうだ。

 平河の新天地となるブリストルは、世界的アーティスト・バンクシーの街として知られるイギリス西部・ブリストルに本拠を構えるクラブ。1894年創設で、1部リーグには1900年代と1970年代に通算9シーズン在籍。新シーズンは46年ぶりの1部復帰を目指して戦う。なお、2024−25シーズンのチャンピオンシップには、現時点でDF橋岡大樹(ルートン・タウン)、MF坂元達裕(コヴェントリー)、DF角田涼太朗(カーディフ・シティ)が所属しており、平河は4人目の日本人選手となる。


【動画】町田を世界へ!平河悠プレー集



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