サファリパークでカバの口にビニール袋を投げ入れた客 「悪魔」「虐待」と怒りの声(インドネシア)<動画あり>

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2024年07月13日 14:11  Techinsight Japan

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インドネシア西ジャワ州ボゴールにある「タマンサファリ」。車で移動できるサファリパークで、カバに餌をやろうとする男(『non aesthetic things X「A safari park visitor threw a plastic bag into the mouth of a Hippopotamus at the Taman Safari in Indonesia」』より)
動物たちへの餌やりが可能なインドネシアのサファリパークで先月、来園客がカバの口にビニール袋を投げ入れた。当時の様子はカメラが捉えており、今月になってXで拡散すると怒りの声が相次いだ。インドのネットメディア『India Today』などが伝えた。

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インドネシア西ジャワ州ボゴールにある「タマンサファリ」は、首都ジャカルタから日帰りで行ける動物園として人気である。同園の売りは、広大な敷地に放し飼いになっている動物たちを車から観察できるサファリパークで、ニンジンやバナナの餌やりが可能だ。

そんなサファリパークで先月20日、カバの口に車内からビニール袋を投げ入れる様子が捉えられ、今月になってXでシェアされるとメディアが取り上げて炎上した。

動画では、シルバーの車がカバ池にいるカバのすぐ近くに停車し、男が車窓からニンジンを握った右手を出しているのが見て取れる。

男はニンジンをカバの頭の上で振り回しているものの、からかっているのかニンジンを与えようとしない。そしてカバが「餌をもらえる」と期待して口を大きく開けたところ、車内からビニール袋が投げ入れられ、カバの口の中にスポッと納まった。

一方で男がその後放り投げたニンジンは、カバの口には入らずに池に落ちてしまった。カバは当初、ビニール袋を飲み込むべきか躊躇していたが、口をモグモグさせて食べてしまったように見え、動画には次のようなコメントが寄せられた。

「なぜこんなことを?」
「この男を刑務所に送るべき。」
「虐待でしょう。」
「この男を全てのサファリパークから締め出し、動物に近づけるべきでない。」
「男を捕まえて、獣医にかかった費用を払わせるべき。」
「この動画を10回くらい見たけど、そのたびに悲しくなる。」
「悪魔のような心を持ったヤツだね。」
「怒りが込み上げてくる。」
「カバが無事であることを祈るわ。」


実は同園のスポークスマン、アレクサンダー・ズルカルナイン氏(Alexander Zulkarnain)は先月末、インドネシアのニュースメディア『Jakarta Globe』で「車のナンバープレートから来園客の男を特定した。彼には公の場でしっかりと謝罪をして欲しい」と訴えていた。

同園では警備員や監視カメラから情報収集を行ったそうで、問題の男はその日、シカをニンジンで突いたり、トラの広場で車の窓を開け、警備員に何度も厳しく注意されていたことも判明した。

なお男の処分については明らかになっていないが、SNSでは「男は罰金を支払ったようだ」とのコメントも寄せられていた。また、幸いなことにカバはこの件後に検査を受けており、現在の健康状態は良好であるという。

ちなみに米テキサス州のサファリパークでは先月、ピックアップトラックの荷台に母親と一緒に乗っていた2歳女児が、キリンに宙吊りにされるというアクシデントが発生した。この件を受け、ピックアップトラックの荷台での移動ができなくなったほか、全てのドアや窓を閉めなければならないなどの規則変更が行われた。



画像は『non aesthetic things X「A safari park visitor threw a plastic bag into the mouth of a Hippopotamus at the Taman Safari in Indonesia」』より
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

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