レアル・マドリード、ルーカス・バスケスと新契約締結! カンテラ出身33歳が1年間契約延長

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2024年07月18日 20:57  サッカーキング

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ルーカス・バスケスは来季も白いユニフォームを纏う [写真]=Getty Images
 レアル・マドリードは18日、同クラブに所属する元スペイン代表DFルーカス・バスケスとの契約を2026年6月30日まで延長したことを正式に発表した。

 L・バスケスに関しては、以前の契約が2023−24シーズン限りで満了を迎えるため、去就に注目が集まっていた。シーズン中から、スペインメディア『マルカ』など複数のメディアによって、他クラブからのオファーがあると報じられていたものの、L・バスケスは残留を最優先事項としていたという。同メディア『Relevo』は、クラブが自分のパフォーマンスに満足しているかどうか、そして自分がまだ最高のレベルでチームに貢献できると感じられるかどうかをL・バスケス自身が確かめるため、2023−24シーズン終了時まで新契約にサインすることはないと報道。そして、クラブとの“相思相愛”は変わらず、新契約を締結した。

 L・バスケスは1991年7月1日生まれの現在33歳。レアル・マドリードのカンテラ(育成組織)出身で、2014年夏にエスパニョールへレンタル移籍へ出ると、その後完全移籍へ移行した。だが、翌年夏に買い戻しオプションが行使される形でクラブへ帰還しており、“武者修行”へ出た1シーズンを除くと、レアル・マドリード一筋でプレー。トップチームでの公式戦通算では349試合出場36ゴール65アシストを記録しており、2015−16シーズンからのチャンピオンズリーグ(CL)3連覇など、これまでに獲得したタイトル数は21にものぼる。

 本職は右ウイングだが、レアル・マドリードでは元ウェールズ代表FWギャレス・ベイル氏やスペイン代表FWマルコ・アセンシオ(現:パリ・サンジェルマン)の存在によって、同ポジションでは出場機会が限定されていた。それでも、右サイドバックとして新境地を開拓。現在はスペイン代表DFダニエル・カルバハルのバックアッパーとして、波のない安定したパフォーマンスを武器に立ち位置を確立している。

 2023−24シーズンは公式戦38試合出場3ゴール8アシストを記録したが、スタメンでピッチに立ったのは半分以下の18試合だった。それでも、出場すればカルバハル代役に甘んじるには勿体ないと感じさせるパフォーマンスを見せた。通算36回目のラ・リーガ制覇を大きく引き寄せることとなった、4月21日開催のラ・リーガ第32節バルセロナ戦(○3−2)では、1ゴール1アシストに加えてPK奪取と全3得点を演出する活躍を披露。カルバハルが累積警告により出場停止だった同30日のCL・準決勝ファーストレグのバイエルン戦(△2−2)でも、右サイドバックとして攻守に奮闘した。

 また、『Relevo』によると、L・バスケスはドレッシングルーム内でチームにポジティブな影響を与えられる選手として知られており、チームへの影響力という面でも非常に重要な役割を担ってきたようだ。スペイン代表DFナチョ・フェルナンデス、同FWホセル、ドイツ代表MFトニ・クロースといったベテラン選手たちがチームを離れた今、L・バスケスにはピッチ内だけでなく、ピッチ外での貢献も求められるだろう。

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