前回からの続き。私はサトコ。ワンパクざかりの9歳と5歳の息子がいます。このたびパートを始めた私は、毎日がバタバタ。そんななかお義母さんから「たまに子どもたちを預かるわよ」と提案がありました。ありがたくお言葉に甘え、ある日3人分のお弁当を作って預けたのですが……。帰宅した子どもたちは「お昼はスーパーの値引き弁当を食べた」と言うのです。食材にこだわって丁寧に手作りしたお弁当を渡したのに、わざわざ市販のお弁当を買ったお義母さんにモヤモヤします。
「私としては3人の健康も考えて作ったお弁当だったから、その日に3人で食べてほしかったなって……」モヤモヤを理解してくれた夫は、義母に連絡をとって私の気持ちを伝えてくれたようです。翌日、義母から電話がかかってきました。
義母の言葉になんだかハッとした私がいました。私は素材にこだわった丁寧な食生活をやめるつもりはありませんが、人それぞれ価値観は違います。喜んでいた子どもたちを思い出し、義母の気持ちも理解できて、怒りがすっとおさまったのを感じました。
私の手作り弁当には手をつけず、市販の値引き弁当を買ってしまったお義母さんにはモヤモヤしていました。でもお義母さんと直接話してみたら、子どもたちがいろいろな味を知って自分で選択肢を持つことも大切だと思えたのです。私のこだわりばかり押し付けず、たまにはお義母さんや子どもたちの考えも尊重しようと思います。
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原案・ママスタコミュニティ 脚本・たろむらこわか 作画・マメ美 編集・井伊テレ子