巨人・ケラー「コントロールが良くなって来た」現在12試合連続無失点と抜群の安定感!

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2024年08月05日 10:13  ベースボールキング

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巨人・ケラー(撮影=ニッポン放送アナウンサー・大泉健斗)
 巨人のケラーは5年ぶりリーグ優勝を目指す巨人のブルペンの一員として、ここまで33試合に登板し、0勝1敗11ホールド、防御率1.61と安定した投球を見せる。現在は6月28日の広島戦から12試合連続無失点中だ。

 ケラー本人も「コントロールが良くなって来たと思う。ストレートに関しても、表示される球速では無くて実際に自分が投げた感覚やバッターの反応などを根拠にしているよ。もちろん球速は早いに越した事はないし、気にしない訳ではないけれどそれよりも思う所に投げられたか、バッターがどう反応したか、そっちの方が大事だね」と手応えを掴む。

 7月26日のDeNA戦、5−2の8回に登板したバルドナードが一死満塁のピンチを作り、ケラーがマウンドへ。代打・大和、松尾汐恩を抑え無失点で切り抜けた。

 「ブルペンというのは、タフな状況でもお互いを助け合うものなんだ。バルドナードは今シーズン他のみんなを助けて来たし、イニング途中で登板してピンチを救う場面もあった。 だから彼の作ったピンチを無失点で脱することが出来て嬉しかったよ」。

 外国人選手は時に日本人選手との"言葉の壁"も存在するが、3年目の今季、ケラーは仲間達と積極的にコミュニケーションを図る。

 「野球の用語や挨拶とかその辺は日本語でも大丈夫だよ。会話はまだ難しい部分もあるけどね。ただ、皆本当によくしてくれるんだ。彼らが僕に英語で話そうとしてくれるのはありがたいし、言葉が通じなくても身振り手振りを交えて、知っている小さな単語を並べるだけでもコミュニケーションは成立するんだ」。

 「これは最近覚えた日本語なんだけど、練習中に新しいミント味のガムを試していたんだ。近くにいた大勢もそれを食べていた。そしたら彼はガムを食べながら『スースーする』と言ったんだ。僕はそれがどういう意味かわからなくて(笑)。のちに、ミント系の物を食べた時に使う言葉だと教えて貰ったんだけどね。だから『スースーする』は覚えたてほやほやの日本語だよ(笑)。あとは『キビシイ』とかね(笑)」。

 猛烈な暑さが連日続く。「僕の出身地であるアメリカのルイジアナ州も日本と同じような気候なんだ。夏はとても暑く、湿度が高い。だからもう慣れたよ。 身体のケアをして、水分補給をして、練習中は外にいる時間を出来るだけ短くする。すぐに室内に戻って体を冷やし、試合に備えるんだ。 けど僕らは涼しい東京ドームがホームだからラッキーだね」。

 暑い夏にも慣れている。ケラーが5年ぶりリーグ優勝を目指す巨人のブルペンを支えていく。

(取材=ニッポン放送アナウンサー・大泉健斗)

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