6月28日より公開され、ヒット中のインド・カンナダ語映画『チャーリー』。この度、日本での反響を受けてキランラージ・K監督のインタビューとともに、秘蔵メイキング映像&写真が解禁された。
公開初日より、劇場鑑賞者からの反応がSNSを中心に大きな話題を呼んでいる本作。キランラージ・K監督の「たくさんの感動と感謝のシャワーを注いでくれて、ありがとう!」というコメントと共にオフィシャル・インタビューが到着。
どうやってチャーリーのあの演技を引き出したのか? チャーリー役の犬は全部で何匹?など、鑑賞者がどうしても気になるシーンに関しての質問への回答に加え、監督自身にも「チャーリー」という名の犬が居たというエピソードについても明かした。
以下、映画の内容に触れています。ご了承の上お読みください。
●サイドカーに乗せて旅に出るという場面で、こだわった点は?
監督カルナータカ、ゴア、グジャラート、ラージャスターン、パンジャーブ、ヒマーチャル・プラデーシュ、カシミールなどインド全土を旅しました。
天候の変化に悩まされました。これに対処するため、チャーリーが快適に過ごせるよう特別なキャラバンを用意しました。撮影の2〜3日前にチャーリーを撮影場所に連れて行き、撮影が始まる前にチャーリーが天候に慣れるようにしました。
●ダルマ、チャーリーそれぞれのどんな姿や想いを表現したかった?
監督ダルマとチャーリーを通して観客の心の中に自分のペットや大切な人を思い出してもらいたかった。そして“買うのではなく飼う”という考え方を広めたいと思ったのです。
●チャーリーへの演技指導で、一番難しかった/苦労したのは どのシーン?
監督チャーリーが登場するシーンは全てチャレンジで、クリエイティブに取り組まなければなりませんでした。
●チャーリー役のレトリーバーは何匹? それぞれのレトリーバーたちの名前は?
監督全部で4匹のレトリーバー。名前は全てチャーリー。
●監督自身は犬を飼った経験は? また犬について、何か特別な想い出やエピソードがあったら教えてください。
監督私にはチャーリーというペットがいました。本作品の初期段階で私の人生に現れました。インド公開が間近に迫ったころ、残念ながら映画の中のチャーリーと同じようにがんで亡くなってしまったんです。
●監督は、ダルマ役のラクシット・シェッティの演技をどのように評価している?
監督ラクシット・シェッティ以外にダルマのキャラクターに命を吹き込むことはできなかったでしょう。彼は可能な限りリアルな方法であらゆる感情を表現しました。
●監督が影響を受けた映画は? また監督がお気に入りの日本映画は?
監督私の好きな日本映画は『ハチ公物語』で、映画製作の初期に大きな影響を受けました。
●モーターパラグライダーのシーンで、チャーリーは本当にダルマと一緒に空を飛んでいる?
監督はい、一緒に飛んでいます。もちろん安全対策は万全でした。
●本作の見どころ/特に見て欲しい部分など、日本のファンへのメッセージを。
監督見どころは間違いなくクライマックスシーンです。ダルマもチャーリーもここでは幽玄な演技を見せています。観客がこのシーンに共感し、同じ感情を体験するためには映画全体を旅して感情の起伏を全て体験することが重要なのです。
日本の観客の皆さんから大きな反響を頂いています。たくさんの感動と感謝のシャワーを注いで頂きありがとうございます。
『チャーリー』は全国にて公開中。
(シネマカフェ編集部)