マセラティ、MC20を進化させた新型スーパースポーツをモントレー・カー・ウイークで世界初公開へ

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2024年08月09日 19:10  AUTOSPORT web

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新型スーパースポーツカーに搭載されるV型6気筒ツインターボエンジン『ネットゥーノ』
 マセラティは、今月中旬にアメリカ・カリフォルニア州で開催される、モントレー・カー・ウイーク2024に参加し、同イベント内のザ・クエイル・ア・モータースポーツ・ギャザリングにて、『マセラティMC20』から派生した新型スーパースポーツカーをワールドプレミアすると発表した。

 2024年12月に創業110周年を迎えるイタリアのラグジュアリー・スポーツカー・ブランドは、現地8月16日(金)9時12分から実施されるプレスプレビューにおいて、このプロジェクトを初公開する予定だ。

 ワールドプレミアの席で登壇する同社のマーケティング&コミュニケーション部門グローバルヘッドであるジョヴァンニ・ペロジーノ、およびデザイン部門グローバルヘッドであるクラウス・ブッセの両名は、新型車を通じてマセラティの最先端のレーシング・パフォーマンスを証明し“Fun to Drive(運転の楽しさ)”を世界に示すことになる。

 会場でお披露目される新型スーパースポーツは、レーシングモデルの『マセラティGT2』のスピリットを受け継ぐど同時に、自社製V6エンジン『ネットゥーノ』を初めて搭載したロードゴイーングカーである『MC20』をさらに進化させたものだといい、その設計から開発、生産のすべてがイタリアで行われるという。マセラティは、この最新モデルが「レーシングカーの特徴的なディテールを備えながらも、快適性とロードモデルの特徴を犠牲にすることはない」と断言。「幅広いカスタマイズ・オプションによって完成される、美的感覚を備えた唯一無二のクルマ」になるとしている。

 ザ・クエイルには情熱的なマセラティファンのウィッシュリストに入るであろう名称未発表のクルマのほか、会場内のマセラティブースでは『MC12 ストラダーレ』にインスパイアされた特別なカラーリングと専用装備を特徴とする世界20台限定車『MC20 イコーナ』が展示される予定だ。さらに、2023年の同会場で初公開されたサーキット専用車『MCXtreama(エムシーエクストレーマ)』がステージに戻ってくる。

 MCエクストレーマは17日(土)午後、ウェザーテック・レースウェイ・ラグナ・セカで初めて顧客に引き渡されることになっており、納車の直前には同社のチーフ・テストドライバーであるアンドレア・ベルトーニとオーナーが一緒にサーキット走行を楽しみ、ベルトリーニが3.0リッターV6ツインターボエンジンのデモンストレーションをした後、オーナーにキーが渡る予定だ。

 この他、マセラティは18日(日)のペブル・ビーチ・コンクール・デレガンスにも参加し、ザ・クエイルで初公開する新型スーパースポーツカーをふたたび披露する。

 また、モントレー・カー・ウイーク期間中は“ハウス・オブ・マセラティ”にて、世界に1台だけの限定車『MC20 トリブート・モデネーゼ』を初展示するほか、『MC12』のスペシャルエディションをはじめ、『グラントゥーリズモ フォルゴレ』『グランカブリオ フォルゴレ』『グレカーレ フォルゴレ』『MC20 チェロ』などオープントップの“フォルゴレ”シリーズを含むさまざまな現行モデルを展示し来場者を魅了する。さらには特別なオープンエア試乗会も開催されることになっている。
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