◆ 「たらればになるんですけど…」
西武がソフトバンクに大敗。6月以来の連勝とはならず、再び借金も43に戻った。
6月下旬以来の連勝を狙ったが、先発を任せた與座海人が初回から山川穂高に2ランを浴び、3回にも柳町達に2ランを被弾しゲームメイクに失敗。後を継いだ2番手の上田と4番手のヤンもそれぞれ山川に2ランを許し、2−9の大差で敗戦を喫した。
15日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』では、11安打とソフトバンクよりも安打数が上回りながらも、わずか2得点に終わった西武打線に注目。まずMCを務めた野村弘樹氏は「特に1回、2回とノーアウトで2人ランナーを出しながら、結局2回の犠牲フライだけでしたね」と序盤の不味い攻めに苦言。
解説者として出演した坂口智隆氏も「そうなんですよね」と同意しながら「この初回なんか特に僕はそうだと思います。最終的にたらればになるんですけど、1、2塁のチャンスを作って、1、3塁でダブルスチールを最後仕掛けるんであれば 送っても良かったのかなとか思いますし…」と無死から連打でチャンスを作るも、3番佐藤龍世がライトフライで1死一三塁、4番の山村崇嘉が三振で得点できず、二死一・三塁でダブルスチールを敢行したがあえなく失敗した場面を悔やんだ。
さらに「2回でも、仕掛けるタイミングで、牽制で刺されるというところ」と1点を返したあとの二死一塁、牽制で誘い出されて刺された西川愛也の走塁に注文をつけ「ヒットは出てるのにもったいないなっていう攻撃が続きましたよね」と残念がった。
ミスしたほうに勝利の女神は微笑まない。今季の西武を象徴するようなゲームだった。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』