毎日毎日、髪の毛を切るまで続きそうな説教に、私は参ってしまいました。
もう、髪の毛を切るしかないのではないかと。小学生のメンタルでは毎日の説教に耐えられなかったのです。
担任の先生から何度も何度も長い髪の毛を責められて、私はもう耐えきれなくなってしまいました。そして……私はついに母に気持ちを打ち明けました。
私は母に「お母さん、私、もう髪の毛切る……毎日毎日ツライ……」と訴えました。そして、自慢だった長い髪の毛を切ることに決めたのです。
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私の自慢の長い髪の毛を母に切ってもらうことにしました。
肩くらいまで髪の毛を短く切りました。次の日学校に行くと、担任の先生は……。
先生は私に「や〜っと切ってきたの」と嫌味っぽく言いました。私は髪の毛が短くなったって帽子の中に髪の毛を入れることは変わらないのに、なぜ切らないといけなかったんだろう……と悲しい気持ちでいっぱいでした。
子ども心に、切りたくなかった髪の毛を切らされたことは、すごく傷付きました。もう思い出したくないほど……。
髪の毛を伸ばしたら、またあのときの心の傷を思い出してしまうし、お母さんにも思い出させてしまうかもしれない、そう思ってずっと伸ばせないでいたのです。
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娘には自分と同じような思いをさせたくない……心からそう思っています。
【後編】へ続く。
原案・編集部 脚本・物江窓香 作画・Ponko 編集・横内みか
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