ヤマハ、クラッチ操作不要のロードスポーツ『MT-09 Y-AMT』を9月30日に発売

　ヤマハ発動機は、ロードスポーツ『MT-09 ABS』をベースに、二輪車の発進・変速操作などを高度な制御で自動化する新たな機構『Y-AMT（Yamaha Automated Transmission）』を採用した『MT-09 Y-AMT』を2024年9月30日に発売する。

　『MT-09 Y-AMT』は、新電子制御シフト機構『Y-AMT』を採用。クラッチレバーとシフトペダルを備えず、代わりにシフトアップ＆ダウン操作をハンドルシフトに集約した“MTモード”と、変則を自動化する“ATモード”を搭載する。

　この“ATモード”には『D』と『D＋』の2種類のシフトプログラムを設定。街中や高速道路では穏やかな『D』、レスポンスのよい加減速を楽しみたいワインディングでは『D＋』といったように、道路状況や好みに応じた選択が可能となっている。

　“MTモード”の場合、シフトアップとダウンは、ハンドル左側に備えられたシーソー式シフトレバー（ハンドシフト）で操作する。

　通常は『＋』レバーでシフトアップ、『−』レバーでシフトダウンを制御。また、『＋』レバーは、親指をグリップから離すことなく、人差し指1本の操作で、引く（シフトアップ）／押す（シフトダウン）操作も可能となっている。

　なお、信号や一時停止、極低速走行時には車両側の判断で自動的にシフトダウンし、適切な駆動力を確保する。

　『Y-AMT』の搭載により、街中走行から峠道での旋回性＆スタビリティを両立した乗り味をベテランからエントリーユーザーまで多くのライダーが堪能することができる。

　『MT-09 Y-AMT』のカラーはディープパープリッシュブルーメタリックCとマットダークグレーメタリック6の2色を用意。メーカー希望小売価格は136万4000円（税込）で、発売は2024年9月30日からを予定している。