経済産業省は30日、2025年度予算の概算要求を発表した。水素と二酸化炭素(CO2)を原材料とする合成燃料などの開発に新たに84億円を要求するなど、脱炭素社会の実現に向けて次世代燃料支援を拡充。総額は24年度当初予算比2割増の2兆3596億円となった。
持続可能な航空燃料(SAF)の製造・供給体制構築には、当初予算比約3倍の838億円を要求。グリーントランスフォーメーション(GX)関連事業は9818億円。具体的には、次世代太陽電池などの製造支援に777億円、次世代型原発の研究開発に829億円計上し、いずれも当初予算より増額した。