＜別れても洗脳？＞離婚したのに元義母からの誘いがしつこい。「寂しいんだろうな」とは思うけど

ひと昔前ならともかく、現在では離婚する夫婦は少しも珍しくありません。別れた相手とその後どうつきあうかは、夫婦によってまったく違ってくるでしょう。相手の暴力や浮気などが原因で別れた場合は、「顔を見ることさえ嫌」という場合もありそうです。
離婚すれば元パートナーとの縁は切れますが、その家族とはどうでしょう？　かつての義家族とよほど仲がよかった人であれば、何らかの形でつきあいを続ける場合もあるかもしれません。

何かとメールをよこす元義母が、大きな負担

ママスタコミュニティに寄せられたのは、元夫の母親にまつわる悩みでした。離婚してしばらく経つのに、いまだに元義母さんとのつきあいが続いているといいます。

『いまだに元義母からいろいろメールが来ます。「野菜があるから取りに来て」「惣菜を作ったから」「子ども服を買ったから」などと言われ、無視するわけにはいかないかと、たまに行ったりしているのですが……。私も忙しいので、正直負担です。元夫とは嫌な思いをして別れたので、何より気持ちが暗くなります。元夫も再婚したようなので、私が相手をしてあげる必要はないですよね？』

投稿者さんの気持ちが暗くなるのも道理で、離婚の原因は元ダンナさんの不倫とDV、モラハラ。別れる寸前まで「おまえが悪い」と、責められたといいます。では元義母さんと仲がよかったのかといえばそれも違うようで、離婚の際に言われたのは「あなたのせいで、老後がひとりになる」、当時赤ちゃんだったお子さんがいたことで「孫を取り上げる、最低な母親」。こうした発言からわかるのは、義母さんが自分本位な人間ということです。

離婚後すぐに連絡先をブロックしたという投稿者さんですが、何かの拍子に解除してしまったのだそう。義母さんは投稿者さんに執着しているようで、その後2度も引っ越ししたのになぜか新居を知っていて、家の前まで来て「下にいる」と電話をしてきたことも。ストーカーのようで、ちょっと怖いですよね。義母さんのところに行くのには、自分の家に来られるのを避ける意味合いもあるそうです。

『私も働いているし子どもも習いごとなどで毎日忙しいのに、「休みの日に一緒に出かけない？」と誘いのメールも来ます。忙しいからと断っても、「1日くらいいいじゃない」と。子どもとの面会を調停で決めたので、今はそのときに元ダンナと義母に会っています。面会は仕方ないと割り切っていますが、誘われるのが負担です』

義母さんに会ったときに嫌味を言ってくるのも「面倒」だそうで、投稿者さんにとってプラスになることは今も何もないようです。

どうして相手をしてしまうのか？気重になるのに会う理由とは

投稿を見た方々がコメントをくれました。

『悪いけど、どうして会っているのかわからない』

『苦しめられた相手に会う意味がわからない』

なぜ投稿者さんが義母さんの相手をしているのか？　理解に苦しむという声が続きました。「行かないわけにはいかない」と言いますが、なぜそんなふうに考えてしまうのでしょうか？

投稿者さんは「私が元義母の相手をしないと、元ダンナが怒ると思って」とも教えてくれました。しかし、怒られたところで今さら気にする必要があるでしょうか？

さらに「義母は寂しいのだと思います」という投稿者さん。しかし、心ない言葉をかけてくる義母さんは気遣いに値する相手でしょうか？

『義母にいいように使われているだけ』

厳しい声までありました。離婚原因が元ダンナさんのDV、モラハラだったことから推測すると、投稿者さんはいまだにその恐怖に支配されているように思えます。義母さんもその延長から、投稿者さんを自分の思うままに動かせると考えてはいないでしょうか。

このままでは現状から抜け出すことが難しそうです。義母さんの言動はこの先もずっと変わらないでしょう。抜け出すためには、まずは投稿者さん自身が変わることが必要です。

苦手な他人にわざわざ会う必要はない。自分を大事にして

『元ダンナと元義母に、洗脳でもされているの？　どうしてそこまで相手の意向に従うの？　相手にしなくていいんだよ。取り決めた面会だけしていればいいんだよ』

もう一度義母さんとの連絡先をブロックして、すっぱり縁を切ること。コメント欄の意見は一致していました。面会があることで定期的に顔を合わせなくてはいけないのがネックですが、そこで嫌な態度を取られるようなら専門家に相談してみるのも一案です。お子さんだって、そんな場には行きたくなくなるはずです。

また、こんなコメントもありました。

『投稿者さんが相手にしてやっているのを、きっと今のお嫁さんに「前の嫁が○○してくれた」と、嫌味っぽく言っていると思うよ』

投稿者さんによれば、たしかに「義母は『今の嫁さんが相手にしてくれない』と、グチを言っていました」とのこと。そこを「気の毒に」と同情してしまったのかもしれませんが、そもそもの原因は義母さん側にあるのでは？　投稿者さんが相手にしてあげていることで、今の妻が嫌味を言われるなど被害を被っている可能性は大いにあります。投稿者さんも迷惑を被っていて、今の妻も迷惑を被っている。この状況を「誰の得にもならない」と表現した人もいました。

『赤の他人だよ』

「元義母と一緒にお出かけしないのって、普通ですよね？」と尋ねる投稿者さん。苦手な相手なら”普通”どころか、むしろそれ以外の選択肢があるでしょうか？

人から頼まれたことを断れない性格なら、頼まれないように連絡手段を断ちましょう。勝手に家の周りをウロウロされるようなら、第三者を通してやめるように伝えましょう。健在なら実のお父さんに、あるいは知り合いの年配男性に仲介役を頼むのがおすすめです。

『自分自身を大切に』

義母さんはお子さんにとってはおばあちゃんですが、投稿者さんにとってはただの他人です。気に病む必要はまったくありません。自分自身とお子さんの今を大切にしてください。

文・鈴木麻子　編集・すずらん　イラスト・んぎまむ

■ママスタセレクトで読む