『ロード・オブ・ザ・リング』『ホビット』シリーズのガンダルフ役で知られるイアン・マッケラン(85)が、「今年いっぱいは休業したい」と「Big Issue」誌に語った。
今年6月、イアン・マッケランはロンドンのノエル・カワード・シアターで「Player Kings」に出演していた際に、舞台から転落。首と手首を負傷し、病院に救急搬送された。大きなケガではなく迅速な回復が見込まれるとので、すぐに公演に復帰すると報じられたが、大事を取って降板することになった。あれから約3か月が経った現在の状況は?
「感傷的になってしまいますよ。だれもが人生でつまずくことはあるものですが、私のような年にもなると、すぐに立ち上がることはできないんです」「事故だったと自分に言い聞かせようとはしているのですが」と、高齢ゆえに弱気になっていることを明かした。
いつもなら、仕事や仕事の準備をして日々を過ごしているというイアン・マッケランだが、負傷後のいま、「どうするのがベストか考えているところです。年内は休むつもりです。必要だからではなく、単にそう望んでいるからです」と年内の休業を示唆している。
これは前向きな理由からのものだと考えられる。というのも、アンディ・サーキス監督がメガホンを取る『ロード・オブ・ザ・リング』の新作への出演を前向きに語っているからだ。「まだ何も言えないけれど。映画を製作することになり、ガンダルフが登場することは聞いています。ガンダルフを再び演じられればいいですね」。
(賀来比呂美)