同社は企業使命である「BEAUTY INNOVATIONS FOR A BETTER WORLD(美の力でよりよい世界を)」のもと、ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン(DE&I)を経営戦略の柱と位置づけ、多様な美の価値観の啓発や、ジェンダー平等のための教育支援などを積極的に実践。さまざまな研究を通じて、とりわけ高齢者は化粧をすることで表情が明るくなり、認知症の周辺症状の緩和や要介護者のADL (日常生活動作)向上といった効果が期待できるほか、高齢者のQOL(クオリティーオブライフ=生活の質)の向上に役立つことを発見した。
札幌市はウェルネスを「誰もが幸せを感じながら生活し、生涯現役として活躍できること。身体的・精神的・社会的に健康であること」と定義し、さまざまな施策を行う中で、同協定を通じて市民のより一層の健康的な生活を実現させるべくパートナー協定に至った。
資生堂ジャパンはこのほか、化粧のちからで介護予防をする「いきいき美容教室」、「ADL向上のための整容講座」、がんサバイバーをサポートするプロジェクト「ラベンダーリング(LAVENDER LING)」といった活動を実施。誰もが自分らしくいきいきと過ごせる社会の実現に取り組んでいる。