「SHOGUN 将軍」クリエイティブ・アーツ・エミー賞、編集賞&スタント賞ほか史上最多14冠

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2024年09月09日 18:21  cinemacafe.net

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エミー賞「SHOGUN 将軍」© 2024 Disney and its related entities
ディズニープラスの「スター」にて独占配信中のFXのドラマシリーズ「SHOGUN 将軍」が、主に製作・技術に携わった人々に贈られる「クリエイティブ・アーツ・エミー賞(Creative Arts Emmy Awards)」にて史上最多14部門を受賞。日本人最多となる7名が栄冠に輝いた。

米国テレビ界の“アカデミー賞”ともいわれる最高峰の賞「第76回エミー賞」のノミネートで、本作はドラマシリーズ部門にて作品賞・主演男優賞・主演女優賞・監督賞など、主要部門を含む最多26ノミネートを記録。

主演男優賞(真田広之)、主演女優賞(アンナ・サワイ)、助演男優賞(浅野忠信、平岳大)や、スタッフらが数多くノミネートされ、歴史的快挙となる史上最多11名の日本人がノミネートに名を連ねた。

なかでも、本作で製作総指揮を務め、徳川家康にインスパイアされた武将・吉井虎永を重厚に演じた真田の主演男優賞ノミネート。1980年にドラマ化された「将軍 SHOGUN」では、主演の三船敏郎も同じ賞にノミネートされていたが、惜しくも受賞とはならず。そのため、真田の受賞に大きな期待が寄せられている。

この度、現地時間9月7日・8日にひと足先に「クリエイティブ・アーツ・エミー賞」が発表され、作品を支えたチームから史上最多7名の日本人を含む、14部門で受賞を果たす快挙を達成した。

いよいよ来週9月15日(現地時間)には作品賞などが発表される「第76回エミー賞」の授賞式が行われる。

主演俳優としてだけでなく、製作総指揮として作品を大ヒットに導いた真田と、すでに「ゴールド・ダービー TVアワード(Gold Derby TV Awards)」と「TCA(Television Critics Association)」で2冠を達成しているアンナ・サワイは栄冠を手にすることができるのか、引き続き注目だ。

クリエイティブ・アーツ・エミー賞」受賞結果
※日本人の受賞者はハイライト

1.撮影賞/CINEMATOGRAPHY
第9話「紅天」サム・マカーディ/Sam McCurdy

2. 編集賞/PICTURE EDITING
マリア・ゴンザレス/Maria Gonzales、三宅愛架(Aika Miyake)

3.ゲストアクター賞/GUEST ACTOR
ネスタ―・カルボネル/Nestor Carbonell

4.キャスティング賞/CASTING
ローラ・シル/Laura Schiff、キャリー・オーディノ/Carrie Audino、川村恵(Kei Kawamura)、モーリーン・ウェブ/Maureen Webb、コリーン・ボルトン/Colleen Bolton

5.プロダクションデザイン賞/PRODUCTION DESIGN
ヘレン・ジャービス/Helen Jarvis、クリス・ビーチ/Chris Beach、リサ・ランカスター/Lisa Lancaster、ジョナサン・ランカスター/Jonathan Lancaster

6.音響編集賞/SOUND EDTING
ブライアン・J・アームストロング/Brian J Armstrong、ベンジャミン・クック/Benjamin Cook、ジェームズ・ギャリバン/James Gallivan、ジョン・クリード/John Creed、山内あや子(Ayako Yamauchi)、マーク・ヘイルストーン/Mark Hailstone、ケン・カイン/Ken Cain、メリッサ・ムイク/Melissa Muik、マット、サリブ/Matt Salib、サナー・ケリー/Sanaa Kelley

7.音響賞/SOUND MIXING
スティーブン・ペターソン/Steve Pederson、グレッグ・P・ラッセル/Greg P. Russell、マイケル・ウィリアムソン/Michael Williamson、赤工隆(Takashi Akaku)、アルノ・ステファニアン/Arno Stephanian 

8.視覚効果賞/SPECIAL VISUAL EFFECTS
マイケル・クリエット/Michael Cliett、メロディ・ミード/Melody Mead、ジェド・グラスフォード/Jed Glassford、キャメロン・ウォルトバウアー/Cameron Waldbauer、フィリップ・エングストローム/Philip Engström、チェルシー・ミルス/Chelsea Mirus、エド・ブルース/Ed Bruce、ニコラス・マーフィー/Nicholas Murphy、カイル・ロットマン/Kyle Rottman

9.スタント・パフォーマンス賞/STUNT PERFORMANCE
南博男(Hiroo Minami)、帯金伸行(Nobuyuki Obikane)、マーティン・コーチンコ/Martin Cochingco、ジョンソン・ファン/Johnson Phan

10.メインタイトルデザイン賞/MAIN TITLE DESIGN
ナディア・ツオ/Nadia Tzuo、シャオリン・ツェン/Xiaolin Zeng、アレックス・シルバー/Alex Silver、リー・バックリー/Lee Buckley、イリヤ・ツェリューチン/Ilya Tselyutin、エヴァン・ラリモア/Evan Larimore

11.メイクアップ賞 歴史劇&ファンタジー/PERIOD OR FANTASY/SCI-FI MAKEUP
レベッカ・リー/Rebecca Lee、クリスタル・デブリン/Krystal Devlin、アンバー・トルドー/Amber Trudeau、アンドレア・アルカラ/Andrea Alcala、レスリー・グラハム/Leslie Graham、クリスタ・ハン/Krista Hann、マイク・フィールズ/Mike Fields、エミリー・ウォルシュ/Emily Walsh

12.衣装デザイン賞/PERIOD COSTUMES
カルロス・ロサリオ/Carlos Rosario、キャロル・グリフィン/Carole Griffin、クリステン・ボンド/Kristen Bond、田中謙一(Kenichi Tanaka)、ポーラ・プラチ/Paula Plachy

13.ヘアースタイリング賞/PERIOD OR FANTASY/SCI-FI HAIRSTYLING
サンナ・セッパネン/Sanna Kaarina Seppanen、マライア・クローリー/Mariah Crawley、マディソン・ガレスピー/Madison Gillespie、ナクリー・ケオ/Nakry Keo、ジャニス・ベッケリング/Janis Bekkering

14.プロステティック メイクアップ賞/PROSTHETIC MAKEUP
トビー・リンダラ/Toby Lindala、ブリー・アンナ・レトー/Bree-Anna Lehto、スージー・クリマック/Suzie Klimack

※その他、ドラマシリーズ部門以外では、短編部門のノンフィクション/リアリティシリーズ賞にて特別番組「The Making Of Shōgun」も受賞。

日本人受賞者よりコメント
◆川村恵(キャスティング賞受賞)
改めてすべては“出会い”であると実感いたしました。
素晴らしいストーリー、スタッフとキャストの皆様に心より感謝申し上げます。



◆帯金伸行(スタント・パフォーマンス賞受賞)
エミー賞という名誉ある賞を頂き大変光栄に思います。
「SHOGUN 将軍」という素晴らしい作品に巡り合い参加させて頂いた事と真田さんはじめ携わってくださって全てのキャストとスタッフの皆さん、そして40年以上に渡り挑戦し続ける力を与えてくれた家族や仲間たちに感謝します。本当に有り難う御座いました。



◆南博男(スタント・パフォーマンス賞受賞)
偉大なエミー賞に、スタントパフォーマンス部門で受賞できたこと、大変光栄に思っております。
スタントコーディネーターを始め、作品に携わった皆様のご協力のもと、今回の受賞に至ったと思っております。



◆赤工隆(音響賞受賞)
この度はエミー賞受賞という自分のキャリアの中で予想もしていなかった出来事に、喜びと共に正直驚いております。
また、自分のような裏方の人間がこういった賞を頂けるというのは言葉に出来ないくらい誇らしく、光栄極まりないです。
「SHOGUN 将軍」という作品に参加できたことはもちろん、真田さんを始めスタッフの皆様に感謝申し上げたいと思います。



◆田中謙一(衣装デザイン賞受賞)
この度は、エミー賞という素晴らしい賞を頂戴し誠にありがとうございます。
カルロス率いる衣裳チームに一日本人として参加させていただく機会をくださった、全てのプロデューサー様達を始め、キャスト、スタッフの皆様に心から感謝します。
そして今回SHOGUNの衣裳に関わった、バンクーバーの全てのクルー、日本から当初よりご尽力ご指導いただいた先生方、地元のローカルから参加された着物ドレッサーの皆様のご協力あってこその賞だと思っております。また、日本からいつも応援してくれてる両親にも感謝したいです。



◆山内あや子(音響編集賞受賞)
番組がすごく好評で、沢山の人にご視聴いただき、大変嬉しく思っています。
日本語原語で音声収録なので、英語話者の視聴者の反応がとても気になっていましたが、字幕の質が完璧で楽しめたという声を聞きました。
言語だけではなく、作品に対して関わった全ての人たちがとても真剣に取り組んでいたため、楽しく作業ができました。
シーズン2、シーズン3も引き続き沢山の人に楽しんで頂けたらと思います。



◆三宅愛架(編集賞受賞)
この度、エミー賞という栄誉ある賞を受賞することができ、心から喜びを感じています。編集一筋で17年間、地道に努力を重ねてきましたが、ようやくここまで来たという思いです。しかし、これをあくまで通過点とし、今後もさらに精進を重ね、皆様に感動をお届けできる作品を作り続けていきたいと考えています。そして、『SHOGUN 将軍』を日本だけでなく世界中の皆様にご覧いただき、日本の素晴らしい文化と民族性を届けるお手伝いができたことを、心から光栄に思っています。



「SHOGUN 将軍」はディズニープラス スターにて独占配信中。

「第76回エミー賞」授賞式は現地時間9月15日(日)に開催。








(シネマカフェ編集部)

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