【写真】今や全員売れっ子! 松本まりから『六番目の小夜子』豪華すぎるキャスト
『六番目の小夜子』は、とある中学校に伝わる「サヨコ伝説」と、この中学校に突然やって来た、奇しくも“サヨコ”という名の謎の転校生をめぐっての、少年少女たちの友情、そして、子どもたちにとって学校とは何かを、ミステリータッチで描く学園ドラマ。2000年4月〜6月にNHK Eテレで放送され、原作は恩田陸のデビュー作 『六番目の小夜子』。
■鈴木杏
本作の主人公、潮田玲を演じたのは鈴木杏だった。松本と同様、児童のころから子役として活動していた鈴木は、この年の大塚製薬「ポカリスエット」のCMで注目を集めた。その後も多くの作品に出演し、2011年6月公開の主演映画『軽蔑』では初のフルヌードに挑戦。2021年には、一人芝居『殺意 ストリップショウ』での演技で第28回読売演劇大賞の大賞と最優秀女優賞を受賞した。昨年秋には、男女が逆転したパラレルワールドを舞台にしたドラマ『大奥』(NHK総合)Season2で、平賀源内役で出演した。
■山田孝之
玲のクラスメート、関根秋を演じたのは山田孝之だった。当時17歳。その後、ドラマ『WATER BOYS』(フジテレビ系)、『世界の中心で、愛をさけぶ』、『H2〜君といた日々』(ともにTBS系)、『闇金ウシジマくん』(毎日放送)、『勇者ヨシヒコ』(テレビ東京系)シリーズなど数々のドラマの主演を飾り、昨年は竹野内豊とダブル主演のサスペンススリラー映画『唄う六人の女』が公開された。2012年元日に一般女性と結婚。2013年3月には男児が誕生している。近年は沖縄県に在住していることを公表している。
■栗山千明
物語の動き出すきっかけとなる謎の転校生、津村沙世子(さよこ)を演じたのは栗山千明だった。栗山と言えば、本作と同じ2000年の年末に公開され、同級生たちとの殺し合いに身を投じる中学生を演じた出演映画『バトル・ロワイアル』が転機となる。同作での栗山の演技がクエンティン・タランティーノの目に止まり、『キル・ビル』に抜てきされ、制服姿で鉄球を操る殺し屋GOGO夕張を演じ、ユマ・サーマン、ルーシー・リューらハリウッドスターらと共演を果たした。その後もドラマ・映画に出演しており、10月には出演最新作の映画『八犬伝』の公開が控えている。
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■松本まりか
松本が演じたのは、クラスの学級委員の花宮雅子だった。その後、約20年に及ぶ下積みを経て、2018年放送のドラマ『ホリデイラブ』(テレビ朝日系)で演じた不倫妻役での怪演で一躍脚光を浴びると、2021年にはORICON NEWSの「2021年 上半期ブレイク女優ランキング」の1位に輝いた。2024年、4月期のドラマ『ミス・ターゲット』(ABCテレビ・テレビ朝日系)で全国ネットの連ドラ初主演を飾ると、続く7月期でも『夫の家庭を壊すまで』(テレビ東京系)で主人公を演じており、その勢いはとどまることを知らない。
■勝地涼
玲のクラスメート、唐沢由紀夫を演じたのは勝地涼だった。14歳だったこの年にデビューした勝地は、その後も数多くの作品に出演。2013年の連続テレビ小説『あまちゃん』(NHK総合ほか)には、“前髪クネ男”ことTOSHIYA役で出演。わずか1回のみの出演にもかかわらず、強烈なインパクトを残した。私生活では、元AKB48で女優の前田敦子と2018年7月に結婚し、2019年3月には第1子となる長男が誕生。2人は2021年4月に離婚したが、長男の入園式にそろって出席するなど、今も関係は良好であることをテレビ番組などで語っている。
■山崎育三郎
玲のクラスメートでガリ勉キャラの加藤彰彦を演じたのは山崎育三郎だった。本作の2年前、1998年にオーディションで3000人の中から主役に選ばれた舞台『アルゴミュージカル』でデビューを飾った山崎。キャリア序盤は舞台での活躍が多かったが、主演したドラマ『あいの結婚相談所』、『リエゾン -こどものこころ診療所-』(ともにテレビ朝日系)など、徐々にドラマや映画にも活躍の場を広げている。2021年からはトーク番組『おしゃれクリップ』(日本テレビ系)のMCとしてもおなじみ。私生活では、舞台『嵐が丘』で夫婦役として共演した元モーニング娘。の安倍なつみと2015年12月に結婚し、3児の父親でもある。