「きものやまと」が初のコンセプトショップをオープン、カスカ 表参道本店跡に

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2024年09月13日 17:41  Fashionsnap.com

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きものやまと 表参道店 外観

Image by: やまと
 大正6年に創業したやまとが展開する「きものやまと」が、ブランド初のコンセプトショップを表参道にオープンする。開店日は10月12日。場所は、ジュエリーブランド「カスカ(CASUCA)」の表参道本店があった神宮前5丁目に構える。

  同店では、「伝統的な着物の美しさと現代的なライフスタイルの融合」をテーマに、訪れる全ての人が着物の魅力を発見できる店舗を目指す。きものやまとの全ラインナップに加え、コーディネートの楽しさを感じられるアクセサリーやバッグ、履物、傘など、表参道限定のアイテムも展開する。また、着物の新しい文化を発信する場として、伝統工芸や産地の魅力を伝えるものづくり体験のポップアップや、着物を着る楽しさを体現できる、路面店ならではのお祭りやお茶会、ワークショップなどのイベント開催も予定。着付けや着付けレッスン、クリーニングやお直しから、大切な人への贈り物の相談まで、着物愛好家だけではなくビギナーでも楽しめる店舗にしていくという。
 店舗入口の豊かな緑の庭では、シンボルツリーとしてカスカ 表参道本店から引き継いだブルーブッシュを配置。白と木を基調とした店内は、伝統的な日本家屋の直線的なラインを再現し、ミニマルな感覚でありながらも温かみも感じられ、きものやまとらしい「凛とした中にも親しみやすさがある」空間をデザインする。着物相談やワークショップ開催などに対応する畳の小上りは、サロンのようにリラックスできるモダンな雰囲気に仕上げる。店内はカジュアルとセレモニーでコーナー分けするほか、小物をゆったりと見られるエリアも設置する。また、季節ごとにアロマの香りで空間を演出。香りは、原宿に店を構えるアロマ専門店「生活の木」からセレクトする。
 アイテムは、カジュアルラインでは、片貝木綿や久留米絣といった木綿の着物をはじめ、ブランド定番の洗える着物「やまと可憐」を色柄豊富に展開。セレモニーでは、オリジナル振袖をフルラインナップで用意し、オケージョンにも対応できるよう72色の色無地を取り揃える。
 表参道店限定の商品として、職人の手仕事による浅草の「七巻ぞうり」や、東京の伝統工芸品でもある東京染めの着物や帯、京友禅の引き染めのコートもラインナップ。そのほか、産地の魅力を感じられる小物として沖縄のミンサー織のポーチや、長野の飯田水引を使用した帯留を展開し、ファッションと環境のバランスを追求するニットブランド「ジューキフ(Juukiff)」のグローブや、カスカのアイテムも販売する。

◾️きものやまと 表参道店オープン日:2024年10月12日(土)所在地:東京都渋谷区神宮前5-46-13営業時間:11:00〜20:00定休日:隔週水曜日

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