THE ALFEE、モテたのは誰か？　50周年記念で特番　過去の映像見て「今の方が若い感じがする」

　デビュー50周年を迎えたロックバンド・THE ALFEEを特集する2時間の音楽特番『THE ALFEE 50周年記念特番（仮）』がBS-TBSで11月3日午後7時から放送される。

【写真】思い出の詰まった母校・明治学院大学を散策するTHE ALFEEの3人

　THE ALFEE は2024年8月25日にデビュー50周年を迎えた。1973年に明治学院大学キャンパスで出会い、グループを結成。翌1974年8月25日にシングル「夏しぐれ」でデビュー。1983年、デビュー9年にしてシングル「メリーアン」が大ヒット。以降、現在に至るまで日本の音楽シーンを代表するバンドとして活躍している。コンサートツアー・イベントと精力的な活動を続け、ライブ通算本数は2900本を超える。さらに、桜井賢（69）、坂崎幸之助（70）、高見沢俊彦（70）の3人からなるTHE ALFEEだが、メンバーチェンジはもちろん活動休止もすることなく、半世紀にわたり新曲をリリースし続けてきた世界的にも稀有なバンド。一体なぜTHE ALFEE は変わらず3人で50年も続けることができたのか…。

　番組では、3人をよく知る周囲の人たちを取材。メンバーも納得する理由を導き出す。明治学院大学での収録を終えた3人は取材会も開いた。番組ではTBSのアーカイブ映像もふんだんに流される。印象深かった映像を問われると高見沢は「『ザ・ベストテン』で『星空のディスタンス』で2位になった時の映像があって、セットが素晴らしい！今では考えられないぐらいの予算を使っている。それが毎週ですから。上位に上がれば上がるほどセットが豪華な気がしました。1位になると何かプレゼントをくれるし。『星空のディスタンス』で1位になって星型の桐ダンスもらったんです。取りに行ったら『どっか行っちゃった』と。それもスゴい話ですよね」と笑った。坂崎も「忘れてる映像もありましたね。高見沢がギターをプレゼントする企画があって。24万通のハガキを舞台上に広げて高見沢が1つ選んで、そこで当たった電話する。それで当たった人に電話したら『ただいま、この電話は使われておりません』と。はぁ？みたいな（笑）。あれは忘れてた」と笑顔で語っていた。

　2014年に『名誉卒業式』に参加して以来の明治学院大学だそう。学生時代を懐かしみつつ、高見沢は「僕はちゃんと8年通ったんです。こいつ（坂崎）、2年しか行ってない！学費は僕のが払ってるのに、同じ時に卒業なんておかしい！」とプチ抗議。ちなみに桜井は6年通っていたそう。坂崎は「大学どこでもよかったんです。（桜井と高見沢は附属高校で）僕だけ都立高校なんですけど、桜井と高校の時に知り合った。桜井が、そのまま明学に行くっていうから『じゃあ明学行くよ』と。でも受験日を間違えて（笑）。前の日に終わっていた。なぜかと言うと、前の年の傾向と対策を見ていて」と痛恨のミスを語ったが、桜井から「受験票に日にちは書いてあるよ！」と至極当然なツッコミを受けていた。坂崎は「それで二部を受けたんですよ。どっちでもいいや、と。行けば練習できるだろうし」と懐かしんだ。

　学生時代のエピソードには事欠かない。坂崎は「一応、授業には出てた。フランス語とか。フランス語の先生が『フランス語は世界で一番きれいな言葉だ』と言っていたのだけ覚えてる。何を自慢しているんだろうって」と笑う。さらに、モテたのは誰かというトークに。桜井は「見りゃわかるじゃないですか！」と苦笑いし、高見沢は「いや違うよ。全然そうでもなかった」ときっぱり否定。坂崎は「モテ方ですよ。音楽的に文化祭とかは教室でやる。そういう時にモテていたのは桜井。女子高生は桜井の歌声に惹かれていた。私生活は高見沢。高輪台駅まで電柱の影に女の子がいた」とぶっちゃけた。桜井は「中学時代もモテていただろうけど、バスケットに打ち込んでいたんでね。高校から急に文系になっちゃったから」と秘話を明かす。高見沢は「誰が一番っていうワケではなかったですね」とまとめていた。

　50年前の第一印象からの変化も。3人は「あんまり変わらない」と異口同音。坂崎は「50年前から急に今に来たら変わるかもしれないけど」とし、高見沢も「適度な距離感も変わらないし」と同調。桜井は「昔の映像を見ると、見慣れていないからか今の方が若い感じがするよね」と笑う。高見沢は「昔の映像を見ると、エラいとんがってるなって」と印象を語ると、桜井は「お前はとんがってたよ！」とツッコミが。高見沢が「なんか感じ悪いみたいじゃない！」と抗議すると、桜井は「リーダーとして図抜けていくには、あれぐらいとんがってないと無理だよね」とフォローしていた。