Appleが展開するスマートウォッチ「Apple Watch」。時計の機能に加えて、運動や睡眠のトラッキングなどの健康管理、スマートフォンとの連携機能などを使用できるウェアラブルデバイスです。
Apple Watchには実は快適に動作する気温がAppleからアナウンスされているのをご存知でしょうか?
ここでは、Apple Watchが快適に動作する気温についてメーカーの解説を紹介します。
●Apple Watchが快適に動作する気温とは?
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Appleが展開するスマートウォッチ「Apple Watch」。同社のWebサイトではApple Watchが快適に動作する気温について公式FAQで解説しています。
大半の Apple Watch モデルの使用と保管に推奨される条件
Apple Watch は、0℃ 〜 35℃) の気温で快適に動作するように設計されています。
Apple Watch の保管に適した気温は -20℃ 〜 45℃ です。
引用元:Apple
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Apple Watchが快適に動作する気温の上限は意外と低く、0度から35度までとのことです。保管に関しては推奨される条件がもう少し広がり、マイナス20度から45度までが適した気温とのことです。
またここでいう“大半のApple Watchモデル”とは「Apple Watch Ultraシリーズ」を除いたモデルを指しています。Apple Watch Ultraシリーズは、アウトドア用途を意識したシリーズということもあり、より過酷な条件や状況に耐えられるように設計されています。
●内部温度を調整するために普段とは違う挙動をすることも
Apple Watchは、バッテリーの劣化や動作温度の上昇を防ぐために内部温度を調整する機能を搭載しています。その場合、次のような現象が起こる可能性があるようです。
充電時間に時間がかかる、または充電が停止する。
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ディスプレイが暗くなる。
データ転送が一時停止するか、遅くなる。
アプリが終了する。
セルラーモデルの Apple Watch で、モバイルデータ通信に接続できなくなったり、電話の発着信ができなくなる。この場合、コントロールセンターでモバイルデータ通信のボタンが赤く表示されます。モバイルデータ通信の通常の機能は、Apple Watch の温度が下がったら再び使えるようになります。ただし、緊急電話は引き続きかけることができます。
引用元:Apple
充電やディスプレイの輝度調整、アプリなど発熱に大きく関わる動作が、まずセーブまたは終了されて最後は通信も行えなくなるようです。その場合も緊急電話は使用することができるとのことです。
●Apple Watchが熱くなりすぎるとどうなる? その場合の対処法とは
Apple Watch の動作温度が正常値を超えると、下の画像のような赤い温度計と時刻だけが表示される状態になります。
この状態になってしまったらどうすればいいのか。それについても同様に、Appleが解説しています。
1.Apple Watch を装着している場合は、手首から外します。充電中の場合は、充電器から外してください。温度計が表示された後、数秒経つと Apple Watch の電源が切れます。充電器に置いておいた場合は、電源は切れません。電源を入れようとすると、赤い温度計が再び表示されます。
2.Apple Watch を涼しい場所に移し、冷ましてから、再び装着するか充電を続けます。Apple Watch の温度が下がると、再び電源が入ります。
3.モバイルデータ通信の信号が弱い場所でセルラーモデルの Apple Watch で電話をかけている場合は、信号の受信状況のよい場所に移動します。
引用元:Apple
簡単にまとめるApple Watchを冷ました後に装着もしくは充電を行えばいいようです。Apple Watchが動作可能な温度まで下がると、再起動が可能になるとのことです。
冷ました後に装着か充電をする必要がある点のみ注意しておけば、難しい対処は必要なさそうです。もし、上記の対処をしてもApple Watchが動作しない場合は、熱の影響で内部の部品やバッテリーが故障・破損している可能性があるため、Appleストアなどに修理を依頼するようにしましょう。