【Ｘゲーム】パリ五輪金の吉沢恋は４位で予選通過「自分らしく滑るのが一番」スケボーストリート

＜Xゲーム＞◇第1日◇20日◇千葉・幕張メッセ◇スケートボード・ストリート女子ほか

パリオリンピック（五輪）金メダリストの吉沢恋（ここ、ACT　SB　STORE＝14）は、80・33点の4位で予選を通過した。

45秒間を自由に滑る「ラン」のみで行われる今大会。1本目をフルメークし、上位8人が出場する決勝へ駒を進めた。試合後には、前日練習で左かかとを痛めたことを明かし「今までにないようなセクションだったのでちょっと気になった」と不安要素も重なったが、「自分が使えるところを使った。（自己採点は）80点ぐらいかな」と及第点を与えた。

世界各国から約80人のトップ選手が集結するアクションスポーツの祭典。初出場の中3は「他の大会よりもみんな笑顔で滑っている」と、イベントの雰囲気を楽しんでいる。頂点を射止めたパリ後初めての国内での試合ということもあり、サインを求められることも増え「五輪の影響はすごく大きいなと思う」と立場も変わった。それでも「五輪で優勝したからと思って滑っても、今までみたいな結果はついてこない。今まで通り自分らしく滑るのが一番」と自然体を強調した。

今月にローマで行われた世界選手権で銅メダルを獲得した伊藤美優が85・00点で日本勢トップの2位、パリ五輪銀メダルの赤間凛音は84・00点の3位で予選を通過した。決勝は21位に行われる。【勝部晃多】