● オリックス 2 − 9 西武 ○
<25回戦・京セラD大阪>
MBSラジオ制作でニッポン放送でも放送された『オリックス−西武戦』で解説を務めた太田幸司氏が、今季限りで現役引退のオリックス・T−岡田と安達了一について言及した。
T−岡田は0−5の5回二死一、三塁で若月健矢の代打で登場すると、西武先発・今井達也が投じた初球のストレートを打ちにいくも中飛に倒れる。太田氏は「ちょっと甘いストレートを力一杯今井も勝負にいきましたよね」と振り返った。
2−8の7回二死走者なしの第2打席は、今井のストレートをライト前に弾き返す安打を放った。太田氏は「強い当たりでしたね」と話した。2−9の9回二死一塁の第3打席、田村伊知郎の前に空振り三振で現役最終打席を終えた。
安達は0−8の6回一死走者なしで代打で登場し、今井のストレートを打ったがセンター・西川愛也のスライディングキャッチでアウトとなったが、2−8の8回無死走者なしの第2打席、ボー・タカハシからショートへの内野安打を放った。太田氏は安達について「守備の達人と言われてましたけど、バッティングも粘り強くいい所でしぶとく打っていましたよね。相手のボールの力を利用してうまいこと弾き返すというね」と評価した。
T−岡田は05年高校生ドラフト1巡目でオリックスに入団し、10年に本塁打王のタイトルを獲得し、14年には一塁手のゴールデングラブ賞を受賞。通算204本塁打を放った長距離砲だ。
安達は11年ドラフト1位でオリックスに入団し、高い守備力で長い間ショートのレギュラーに君臨。紅林弘太郎が台頭した21年以降はセカンドを主戦場とし、同年からのリーグ3連覇に貢献した。今季から選手兼任内野守備・走塁コーチを務めていた。
(提供=MBSベースボールパーク)