みなさんは、官公庁や自治体への転職に興味はありますか。エン・ジャパン株式会社(東京都新宿区)が、同社運営の総合求人サイト『エン転職』にて実施した「官公庁・自治体への転職」についての調査結果によると、半数以上の人が「官公庁・自治体への転職に興味がある」と回答したことがわかりました。では、官公庁・自治体への転職で興味のある分野はどの分野が多かったのでしょうか。
【ランキングを見る】官公庁・自治体への転職で興味のある分野は?
調査は、同サイトユーザーの男女3658人を対象として、2024年7月〜8月の期間にインターネットで実施されました。
調査の結果、全体の56%が「官公庁・自治体への転職に興味がある」と回答。男女別では、男性(62%)のほうが女性(52%)よりも関心が高く、年代別では、「20代」(36%)、「30代」(49%)、「40代以上」(67%)と、年代が上がるほど興味のある人が増加する傾向がみられました。
また、官公庁・自治体への転職に興味がある人の理由としては、「安定した収入を得たい」(68%)、「仕事を通じて社会貢献をしたい」(48%)などに回答が集まりました。
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男女別でみると、「安定した収入を得たい」(男性63%、女性73%)、「仕事を通じて社会貢献をしたい」(男性53%、女性43%)、「働きやすい環境で仕事をしたい」(男性20%、女性34%)などで10ポイント以上差が開きました。
続けて、「官公庁・自治体への転職で興味のある分野」を尋ねたところ、「観光企画・マーケティング」(40%)、「地方創生」(35%)、「教育」(33%)がTOP3に挙げられました。
男性の興味がある分野TOP3は「地方創生」(42%)、「観光企画・マーケティング」(35%)、「教育」「デジタル」(いずれも27%)。一方、女性では「観光企画・マーケティング」(43%)、「教育」(39%)、「地方創生」(30%)という結果になっています。
また、「官公庁・自治体への転職で希望する雇用形態」としては、「正規職員(任期なし)」(81%)が圧倒的多数となり、特に「20代」(20代91%、30代89%、40代以上77%)では9割以上となっています。一方、「40代以上」では他の年代に比べ「雇用形態のこだわりはない」(20代7%、30代10%、40代以上19%)が多くなりました。
次に、「官公庁・自治体へ転職するにあたって不明・不安な点」を尋ねたところ、「仕事に関する情報が少ない」(52%)、「能力・スキルが活かせる仕事があるか」(39%)、「給与など条件面が希望とあうか」(36%)といった回答が上位に挙がり、男女別では「テレワーク・時短など働き方の柔軟性」(男性18%、女性36%)で18ポイントの差がみられました。
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最後に、官公庁・自治体で、「公務員資格取得者以外の外部人材を登用することについての賛否」を聞いたところ、全体の71%が「賛成」と回答したそうです。