今回お話をお聞きするのは、60代で金融資産が1億円を超えたパート主婦・シャン姫さん。億の資産を築くまでには、お金に不安を感じた時期もあったと言います。
1億円を達成するまでに直面したお金の不安
――1億円を達成するまでに、不安になったことや大変だったことはありますか?
シャン姫さん:そうですね、これまでに気持ちが落ち込んだ時期が2度ありました。1度目は、30歳のときです。出産するために退職したのですが、“これから収入がなくなる”という不安に襲われて、落ち込みました。
ちょうどそのとき、マンション購入のために貯めていたお金を使ってしまい、貯金がわずかになってしまったので……。でも、35歳からパートを始め、収入を得るようになると気持ちもまた上がってきました。
2度目は、52歳の頃に夫が脳梗塞で倒れて、介護が必要になったときですね。そのとき、夫はまだ60代前半だったので、収入がなくなったらどうしようと不安になりました。パートを辞めるわけにもいかず、介護をしながら忙しい日々を送っていましたね。
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今があるのは“学び”と“挑戦”があってこそ
――メンタルが落ち込んだ時期を乗り越えたことで、何か変化したことはありますか?シャン姫さん:金融関連の資格を取ろうと決意し、ファイナンシャルプランナー(FP)や証券外務員、簿記の資格を取りました。中でもFPの資格は、資産運用に役立ちますし、年金などに関する幅広い知識も得られて、とてもためになりました。あとは、ランニングが好きなので、フルマラソンにも挑戦しましたね。
※本記事は、公式YouTubeチャンネル「All About マネー」で連載している『億り人たちに訊く!〜匿名で語る億の裏側〜』の内容を一部編集してお届けしています。
文:鈴木 さや子(ファイナンシャルプランナー)
2008年にFP2級・AFP、2011年にCFPを取得し、FPとして独立開業。女性の幸せな人生を応援すべく、家計管理や教育費、子どものマネー&キャリア教育をテーマに、多数のセミナー講演や執筆等で活躍中。
(文:鈴木 さや子(ファイナンシャルプランナー))
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