「劣等民族」発言の青木理氏がラジオ生出演で自民党裏金議員公認に言及、石破氏に「ガッカリ感」

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2024年10月04日 14:47  日刊スポーツ

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青木理氏(2019年12月撮影)

「劣等民族」発言について謝罪し、地上波テレビ番組の出演を当面自粛することを表明したジャーナリスト青木理氏が4日、文化放送「大竹まこと ゴールデンラジオ!」(月〜金曜午後1時)に生出演。自民党の石破茂新首相が党派閥裏金事件に関与した議員を次期衆院選で原則公認する方針であることについて言及した。


「いろんな説があったみたいで。時間的な制約もあるので。公認はするけど、比例重複は認めないと。これって1つの理屈ではあって。小選挙区で勝ち上がってこれば、少なくともその選挙区の民意としてはふさわしいと判断をしたことになる。その比例で重複で救われるような、小選挙区で負けているのに、救われるようなことは民意の付託を受けないってことで、そういうのはご退場願おうっていうのは1つの理屈ではあった」と説明。「どうもみてると、それもやらないってことのようですよね」と語った。


そして石破茂新首相についても言及した。「石破さんっていう人が世論調査で自民党の総裁になってほしいっていう支持が高かったといえば、ずっと党内野党で、政権に対する問題点をある意味、正論をちゃんと唱えていたから。正論を唱えていたことに対する期待が石破さん支持につながっていた」と説明した。


続けて「石破さんだから刷新感を出せるってことで自民党は最後の最後で石破さんを担いだわけだけど。そもそも予算委員会も開いてきちんと討論した上で民意を問うって言ってたのがそれもやらずに」と語った。


さらに「裏金議員も公認して、比例重複も認めるってなってくると、石破さんは確かに党内基盤がないので苦しいのは分かるけど、結局政権につくとこうなっちゃうの? っていうガッカリ感が広がって。選挙ではどういうふうな結果になるのか、微妙な状況になるんじゃないかなっていう気はしますけど」と話した。


青木氏は先月12日のYouTubeチャンネルで、ジャーナリスト津田大介氏と対談。津田氏が冒頭で「人々はなぜ自民党に入れ続けるのか?」という内容の講演を予定していると述べた際、青木氏は「ひとことで終わりそうじゃない? 『劣等民族』だからって」と、発言した。津田氏は「単純な話ではなくて、いろいろなのがあるんじゃないか」と深堀りする趣旨を説明したが、このやりとりがXで拡散されると、批判のコメントが相次いだ。


青木氏はこれを受けて、同27日に配信された政治メディア「ポリタスTV」の番組に出演した際、「劣等民族」発言について謝罪し、撤回。地上波テレビ番組の出演の当面自粛を明らかにした。その後の同29日のTBS系「サンデーモーニング」(日曜午前8時)には出演しなかった。

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  • 総裁選に勝った当初は「石破でよかった」と思ったが、今では「高市よりマシ」程度。所詮は自民党。
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