小籔千豊、石破茂首相の“変節”に「こんだけ言うてることと違うふうに…」

小籔千豊（51）が4日、カンテレの情報番組「旬感LIVE　とれたてっ！」（月〜金曜午後1時50分）に出演。政策がブレる石破茂首相に苦言を呈した。

この日、石破首相が国会で所信表明演説を行った。

番組では元日本テレビ政治部記者で政治ジャーナリストの青山和弘氏が100点満点で「35点」とバッサリ。「石破さんは総裁選でいろんなことを言ってきました。それで総裁に選ばれた。当然、総裁選で言ってきたことが所信表明にも現れて、それですぐ選挙やると言っているわけですから、自分の考えを打ち出さないといけないが封印されてしまった。それだったら、なんでこの総理にしなければいけなかったのか、ちょっと疑問符が付くくらいの所信表明」と切り捨てた。

MCの青木源太アナウンサーから感想を聞かれた小籔は「僕も総理大臣になったら、それまで勢いええこと言うてても、『お前、こんなん言うたら、俺ら、離れるぞ。自民党2つに別れたら、お前、総理でもなくなるぞ』って言われたら、ははーってなるんかもわからないですけど」。

こう前置きした上で、「こんだけ言うてることと違うふうにするんやったら、総裁候補の話し合いとか、何見せられてるんやと。どうせ、数の力で負けて言うてることも変えるやろなって思ったら、次の総裁候補とかなっても、誰がどんなウソつくかメモっとこみたいな嫌な目線でしかない」と政治不信を助長すると困惑。

続けて「本来ならば『俺が全部決めるし、ええことしますねん』ってやってくれたら、ワーッてなりますけど、気を使って負けるんやったらなんやねんと」と、石破氏の“変節”に苦言を呈した。

青木アナも「やるやると言ってたことをやらなかったときの失望感は本当に大きくて、民主党が政権取って下野してからの失望感はずっと続いてるじゃないですか」と同意すると、青山氏は「その通りなんです。石破さんは党内野党的だった。民主党にちょっと似てる。『最低でも県外』と言って、県外に普天間基地を移設できなかった鳩山（由紀夫）さんにちょっとかぶるなという声は自民党内からも出ている」と指摘していた。