鈴鹿央士&松本穂香W主演の「嘘解きレトリック」第3話が10月21日放送。鹿乃子が左右馬に向けて口にした“ある言葉”に「愛の告白なのよー!!」「鹿乃子くんの真意やいかに」など、SNSが大いに盛り上がっている。
本作は“やたら鋭い観察眼を持つ借金まみれの貧乏探偵”と“ウソを聞き分ける奇妙な能力者”の異色コンビが難事件を解決していくレトロモダン路地裏探偵活劇となる本作。「別冊花とゆめ」(白泉社)で連載された、累計発行部数100万部を誇る都戸利津の同名人気コミックを、鈴鹿と松本のW主演でドラマ化する。
推理とハッタリの能力に長けている探偵の祝左右馬を鈴鹿が。人のウソを聞き分ける能力を持つ浦部鹿乃子を松本がそれぞれ演じる。また、左右馬の親友で刑事の端崎馨には味方良介。推理小説が好きで探偵に憧れている藤島千代に片山友希といった顔ぶれも出演する。
※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。
端崎が左右馬の事務所を訪ねてきて、雑誌記事の写真を見せる。それは六十番街に出来た料亭の写真で、端崎は映り込んでいる美しい仲居(中田クルミ)が、数日前、食あたりで倒れた自分を介抱してくれた命の恩人、“松葉牡丹の君”ではないかと話す。苦しんでいた端崎は女性の顔を見ていないが、着物に松葉牡丹の絵柄があったことを覚えていて、お礼だけでも言いたいとやってきたのだ。
女性の顔を見ていた左右馬は、写真を見ると「全然違う」と否定する。しかし鹿乃子は左右馬が嘘をついていることに気づいていた。実は彼女は介抱するふりをして財布を盗む“介抱泥”で、左右馬は最初からそれに気づいており、端崎を傷つけまいと嘘をついていたのだった…というのが3話のおはなし。
事件が解決したあと、左右馬は“自分が鹿乃子の能力を嫌がるんじゃないかと気にしてたのではないか?”と話したうえで、嘘が聞こえることで辛いこともあるだろうと、鹿乃子の想いをくみ取って「1人で悩まないでよ。君はもう1人じゃないんだから」と、能力も含め鹿乃子を受け入れると伝えると、「一緒に抱えるよ」と言って鹿乃子に手を差し伸べる。
そんな左右馬に「左右馬の鹿乃子への言葉がいつも本当に優しい」「鹿乃子ちゃんが恐らく一番欲しかった言葉を言ってくれた左右馬先生めっちゃ格好良い……!」「左右馬さんのやさしさと言葉に心が沁み、感動」などの声が送られる。
左右馬の手を取った鹿乃子は、空を見つめ「月がきれいですね」と口にするのだが、“月がきれいですね”という言葉は、夏目漱石に由来する告白の言葉と言われており、視聴者からは「この言葉に他意は無いけど、他意が無いことが何よりも愛…」「「月が綺麗ですね」はもう愛の告白なのよー!!鹿乃子君」「月が綺麗ですね。の言葉にハッとさせられたけど、鹿乃子くんの真意やいかに」といった反応多数。「きっと左右馬先生は気づいてるんだろうな…」という声も上がっている。
【第4話あらすじ】
早朝、左右馬と鹿乃子が駅に向かっていると、左右馬は不審な男に気づき、鹿乃子の能力で置引を暴く。男は逃げるも居合わせた女性に足を引っ掛けられて転び、周囲の人たちに取り押さえられる。その女性は左右馬の知り合いで、端崎の姉・雅(北乃きい)だった。左右馬たちが夜逃げ中だと知った雅は、取材旅行に同行しないかと2人を誘う…。
「嘘解きレトリック」は毎週月曜21時〜フジテレビ系で放送中。
(笠緒)