10月26日、MotoGP第18戦タイGPのスプリントレースがチャン・インターナショナル・サーキットで行われ、エネア・バスティアニーニ(ドゥカティ・レノボ・チーム)が優勝を飾った。
予選Q2の結果、ポールポジションはフランセスコ・バニャイア(ドゥカティ・レノボ・チーム)、2番グリッドはバスティアニーニ、3番グリッドはホルヘ・マルティン(プリマ・プラマック・レーシング)というフロントロウとなった。
マルク・マルケス(グレシーニ・レーシングMotoGP)は5番手、日本メーカー勢としてはファビオ・クアルタラロ(モンスターエナジー・ヤマハMotoGPチーム)がQ1を突破し、今季ベストグリッドタイの6番グリッドを獲得した。また、中上貴晶(イデミツ・ホンダLCR)は18番グリッドからのスタートとなった。
スプリントレースは気温30度、路面温度44度のドライコンディション。1コーナーにトップで入ったのはマルティンだったが、インサイドにバスティアニーニとマルク・マルケスが入った。バスティアニーニがトップに立ち、その後、2番手にバニャイアが浮上し、3番手にマルク・マルケス、4番手がマルティンというオーダーとなる。
トップのバスティアニーニが後方を引き離す一方、2番手争いはバニャイアとマルティンによって展開された。7周目、マルティンがバニャイアをパスし、2番手に浮上する。バニャイアの後ろにはマルク・マルケスが続いていたが、次第にバニャイアから遅れていった。
バスティアニーニは、スプリントレースで今季2度目の優勝を飾った。2位はマルティン、3位はバニャイアが獲得している。4位はマルク・マルケス、5位はアレックス・マルケス(グレシーニ・レーシングMotoGP)、6位がフランコ・モルビデリ(プリマ・プラマック・レーシング)、7位がマルコ・ベゼッチ(プルタミナ・エンデューロVR46レーシング・チーム)、8位がファビオ・ディ・ジャンアントニオ(プルタミナ・エンデューロVR46レーシング・チーム)で、トップ8をドゥカティが占めた。
6番手スタートだったクアルタラロは10位で、日本メーカー勢として最上位。中上は18位でゴールした。