「新しい学校のリーダーズ」など話題を集める音楽グループのサウンドプロデュースから、劇伴の楽曲提供まで幅広いジャンルを手がける松隈ケンタが完全プロデュースし、今月18日に松隈が作詞・作曲を手がけたデビュー曲「品後論庇護呂(読み:ピンゴロンピゴロ)」でデビューを果たした謎のアーティストグループ「SHIBATA」。その正体が、あす11月1日公開の映画『十一人の賊軍』に出演する山田孝之、尾上右近、鞘師里保、佐久本宝、千原せいじ、岡山天音、松浦祐也、一ノ瀬颯、小柳亮太、本山力と白石和彌監督であったことが発表された。
【動画】「品後論庇護呂」レコーディング&MVメイキング映像
映画『十一人の賊軍』は、明治維新の中で起きた“戊辰戦争”の最中、新発田(しばた)藩(現在の新潟県新発田市)で繰り広げられた歴史的事件・奥羽越列藩同盟軍への裏切り=旧幕府軍への裏切りのエピソードをもとに、捕らえられていた罪人たちが「決死隊」として砦を守る任に就き、壮絶な戦いを繰り広げる物語。
山田をはじめ10人のキャストは劇中でさまざまな罪を犯し、お縄になった罪人たちで、「決死隊」に選ばれてしまう。謎のアーティスト「SHIBATA」は、映画の舞台となった新発田藩に由来している。
「SHIBATA」の正体を明かすとともに、レコーディングのメイキング映像とミュージック・ビデオ(MV)のメインキング映像も公開された。俳優・歌舞伎俳優・歌手・芸人に映画監督と、バラエティーに富んだ顔ぶれがレコーディングスタジオを訪れ、和気あいあいとした雰囲気の中で収録が進んでいく。予想外の歌声を披露する者や、初挑戦のレコーディングに臨む者など、普段見ることができない新たな一面を発見することができる映像になっている。
10月18日に公開されたMVのメイキング映像では、なつ役で出演している鞘師が、ダンサーとして参加していたことが明らかに。『十一人の賊軍』で映画初出演を果たした鞘師だが、もともと2011年に「モーニング娘。」の9期メンバーとしてデビュー。15年にグループを卒業した後、17歳でダンスと語学を学ぶために単身ニューヨークへ留学した経験もあり、今年7月には1st アルバム『Symbolized』をリリースするなどアーティストとしても活動している。
メイキング映像には、鞘師が真剣な表情で練習に挑む姿や、時に笑顔があふれる場面が収められている。また、映像では語られていないが、今回のダンスはわずか30分で覚えたという(本人談)。MVの本番撮影では躍動感あふれるパフォーマンスをダンサーと披露し、楽曲の爆発的な勢いそのままのMVが出来上がる様子が映し出されている。
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