韓国の人気アイドルグループ「BTS」のコラボ商品「DALMAJUNG」シリーズが今年も発売された。2021年と2022年に続き、今年で3回目のシリーズとなるが、そのラインナップが物議を醸している――
BTS「DALMAJUNG」グッズに抵抗感
10月4日、韓国の伝統美にBTSのブランド価値を加えた公式商品「DALMAJUNG」シリーズの発売が発表。「2024 DALMAJUNG」は《韓国の国立中央博物館(National Museum of Korea)、国立博物館文化財団(National Museum Foundation of Korea)とのコラボレーションにより制作されました》とのことで、国立中央博物館に所蔵されている国宝級の遺物6点からモチーフを得たデザインを採用したようだ。実際にある代表遺物をミニチュアで表現した製品も並ぶ。
ラインナップを見たファンからは《今回もおしゃれだね》《ほしいけど財布と相談だなあ…》という声があがったが、一方で抵抗を示すファンも。
《どこら辺がBTSなの?推しが所属してるので潰して欲しくはないですが、本気でもういい加減にして欲しい》
《宗教色強くて、無宗教の私にとっては違和感がありすぎるラインナップなんだよな》
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《たいていバンタンのグッズは価格を見てほとんど諦めてしまうんだけど、これはBTSグッズと言っていいものか…と思ってしまって、より高いと感じてしまう》
《さすがに置物は実用性があると言えるのだろうか…BTS感が少ない置物に一万円前後はかけられないな。宗教の壺を買わされている気分》
商品のコンセプトは
今回の商品の狙いは何なのか。オンラインサイトの商品説明を見てみると、
《今回のDALMAJUNGは国立中央博物館の代表遺物である青磁と白磁の美しさを盛り込んでいます。「青磁 象嵌牡丹菊花文 瓜形 瓶」、「青磁 象嵌唐草文碗」に表現された牡丹、菊および唐草文様と「白磁 象嵌蓮唐草文大楪」、「白磁 象嵌牡丹蝶文扁瓶」に盛り込まれた蓮華 唐草文様、牡丹および蝶を新たに解釈して表現しました》と今回のコンセプトであることも説明されている。
「2021年は韓国の民族衣装である韓服を着用したメンバーの肖像を使ったもの、2022は陶器のティーカップセットやメンバーの写真を使った掛け軸といった“BTSメンバーのグッズ”が発売されていました。
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しかし今年はBTSのロゴと楽曲『Yet To Come』『Mikrokosmos』の歌詞を刻印しただけで、メンバーに関係のある商品ではありませんでした。韓国文化を感じてほしいという公式の想いは伝わりますが、“BTS感が少ない”と抵抗を感じるファンが多かったのでしょう」(韓国雑誌編集者)
ファンの抵抗感は募るようだがすべてのファンに刺さらなかったわけではなく、実際8日に発売が開始されたのち「2024 DALMAJUNG」のすべてのグッズが「完売」という表記になっている。BTSの人気はやはり健在だ。