お笑いコンビ・NON STYLEの石田明が10月31日、都内で漫才分析本『答え合わせ』(マガジンハウス新書)発売記念記者会見を行った。
【写真】『ANN』では…「石田教授」として『M-1』の答え合わせをしていた石田明 漫才に対する分析が鋭すぎて「石田教授」との愛称もある石田が、漫才について語り尽くした1冊。読むだけで漫才の見方が一気に「深化」する新たな漫才バイブルとなった。
書籍タイトルについて、石田は「僕はお笑いの追っかけからスタートして、劇場でネタを見まくって芸人になったんです。見ること、分析することがすごく好きだった。そうしたら、ある時から『M-1』後に、先輩に呼んでいただくことが多くなりまして。最初にそういうきっかけをくれたのが、東野幸治さんだったんです」と切り出した。
「そこから、ナイナイの岡村(隆史)さんにつながりまして、僕が召喚されまして。岡村さんも人見知り、僕も人見知りということで、間に入ったのが(博多)大吉先生だったんです。それで、『M-1』のあとに3人で話すという機会が、年末の忙しい時に行われていて(笑)」と明かした。
その上で「そうしたら岡村さんがテンション上がって『飲み屋だけで話すのはもったいないから、ラジオ持っていこう』ということで、岡村さんのラジオに呼んでもらって。そしたら、その現場行って、びっくりしたんですよ。企画のタイトルが『答え合わせ』だと言われて(笑)。だけど、それをきっかけに、芸人さん以外のみなさんに伝えるために、こういった言語化することに重きを置き始めたんです。だから、言語化することのきっかけをくれた『答え合わせ』を書籍のタイトルにさせていただきました」と打ち明けた。
岡村には、今回の書籍について伝えているようで「今も『おかべろ』という番組で、月に2回は絶対に会うようになってまして。この書籍でこの名前にすることも、あらかじめ伝えていたので。何やったらこの『答え合わせ』を出した時に『渡すのもう遅いんちゃうか』って言われまして(笑)。『いやいや何を言ってるんですか。最初に渡しに来ましたよ』と話していました。本当は帯も書いてくださいという話もしたんですけど、岡村さんから『恐れ多いです。漫才師じゃないから。僕は、漫才師の人に書いてもらう方がこの本が良くなると思うので』という話までしていただきました」と語っていた。