【写真】高橋一生、水川あさみも出演! 『零日攻撃 ZERO DAY』場面写真
物語の舞台は、総統選挙を終えた台湾。中国が軍事演習を拡大、台湾海峡情勢が緊迫化する中、南シナ海を横断した中国の偵察機Y‐8が東台湾沖の太平洋に墜落、消失。中国はその捜索と救助の名目で、南シナ海と東シナ海に向け大量の海軍と空軍を投入する。
それに伴い台湾島内では社会不安が日に日に高まり、中国軍が台湾に上陸する「Zero Day」へのカウントダウンが始まる。総統はいまだ力が弱く、さらには台湾内でも反戦デモと、中国を支持する勢力が台頭する脅威に直面し、正式に宣戦布告するかどうかの決断を迫られる。アメリカ、日本、韓国が固唾をのんで台湾の行方を見守る中、台湾に生きる人々は、自分たちの未来の運命を果たしてどのように決めるのか…。
会見の冒頭には、危機を迎える台湾を緊迫感たっぷりに描いた予告編に加えて、日本から本作に参加した高橋一生と水川あさみからのビデオメッセージも上映された。第2話に出演する高橋は、本作への出演を決めた理由について「日本ではなかなか難しい政治的な問題を背景にした人間ドラマを、エンターテインメントとしてつくることに面白味を感じたからです。そして、脚本が面白かったこと、全編台湾ロケで、スタッフ、キャストも台湾の方だということにも興味を持ちました」と説明。さらにプロデューサーとのやり取りの中で「『“平和が最も大事だ”というメッセージを届けたい』と言われたことにも背中を押されました」と明かした。
水川は、台湾華語でのあいさつを交えつつ「難しいテーマ性のものをしっかりとエンターテイメントとして落とし込んだ今回の作品に参加できたことをとても光栄に思っています。日々、スタッフとキャストの方たちとコミュニケーションを取りながら、ディスカッションしながら撮った作品が、どんなものになっているのか、でき上がりをとても楽しみにしています」と笑顔で語った。
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リエンは第2話にニュースキャスター役で出演しており、台湾海峡が危機にある状況下でのメディアの在り方を問うエピソードの中で、ジャーナリストとして葛藤するさまが描き出される。リエンは、出演オファーを受けた当時を振り返り「嬉しいというのが最初の反応でした」と述懐。これまで時代劇への出演が多かったこともあり「久しぶりに現代の役を演じられるのが嬉しかったです」と笑顔を見せる。役作りについては「非常にやりがいのある挑戦でした。これまでニュースキャスターの訓練を受けたことないし、報道の現場に行ったこともなかったので、プロのニュースキャスター方からいろいろと勉強し、テレビ局の現場にも足を運びました」と明かした。
ロイは第5話で、子どもの頃に台湾に移り住み警察官になった男性を演じており、自身のアイデンティティに葛藤する様子が描かれる。ロイは今回のオファーについて「僕が出演したのはブラックユーモアを描いたエピソードでしたが、そもそもコメディ自体に出演したこともなかったので、新しい挑戦ができると思って嬉しかったです」と喜びのコメント。
ロイは、本作で水川と共演。「水川さんと楽しい時間を過ごさせていただきました。前から台湾で水川さんの作品を見ていて、実は水川さんのファンでもありまして(笑)、ご一緒できて夢がかないました。でも、ファンだったので、水川さんと目が合うと緊張してセリフを忘れてしまったり、間違えることがよくありました(苦笑)。水川さんは素晴らしい女優さんで非常に強い眼力をお持ちなので、目が合うだけで緊張してしまうことがよくありました」と、ユーモアたっぷりにふり返った。
一方、リエンは高橋と“元恋人”という役どころで共演している。高橋の印象を聞かれると「まず非常にプロフェッショナルな俳優さんで、撮影が始まる前に一緒に脚本の読み合わせをして、背景などについて真剣に議論し、本番前に練習やリハーサルもさせていただきました。おかげで撮影はスムーズに進みました。もちろん、私たちの間には言葉の壁がありましたが、俳優として実際に役になり切って、役の中で交流する中で、言葉の壁など問題ないんだと思いました」と語り、「私も高橋さんの作品をずっと見てきたので、楽しい時間、毎日ワクワクした時間を過ごすことができました。本当に夢がかないました」と笑顔を見せた。
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