プリメイラ・リーガ第10節が11月1日に行われ、スポルティングとエストレラ・アマドーラが対戦した。
ここまで9試合を消化したリーグ戦で9連勝を記録し、勝ち点「27」の首位に立つスポルティング。昨季に3年ぶりとなるプリメイラ・リーガ王者へと輝いた同クラブは、今シーズンも好調を維持しながら順調なスタートを切った。しかし試合同日、指揮官を務めるルベン・アモリム監督のマンチェスター・ユナイテッド指揮官就任が正式発表。クラブに衝撃が走るなか迎えた一戦で、日本代表MF守田英正はサブスタートとなった。。
試合は、20分にスポルティングがスコアを動かす。敵陣左サイドでヴィクトル・ギェケレシュがボールを持ち、内側でサポートしたペドロ・ゴンサウヴェスへと横パス。ドリブルで切り込んだ際に相手にカットされ、こぼれ球がギェケレシュに流れる。そのまま角度のない位置からゴールに決め切り、スポルティングが先制に成功した。
さらに、31分には前線からプレスをかけたペドロ・ゴンサウヴェスがボールを奪取。素早くフランシスコ・トリンコンへと繋いでカウンターに移行すると、ラストパスをギェケレシュが流し込んで追加点を挙げた。
1点を返されて迎えた38分には、コーナーキックからダニエル・ブラガンサの放ったヘディングが相手のハンドを誘発。キッカーを務めたギェケレシュが豪快に沈め、スポルティングが再びリードを2点に広げる。
一方のエストレラ・アマドーラも57分、味方のロングボールに抜け出したホドリゴ・ピーニョがネットを揺らす。しかし、トラップがハンドと判断されたためゴールは取り消しに。エストレラ・アマドーラが大きな決定機を逃す形となってしまった。
スポルティングのアモリム監督は、68分にモルテン・ヒュルマンドと代わって守田を投入。すると、直後の70分にGKからのビルドアップでボールを前進。テンポの良いパスを繋ぎながら相手のプレスを打開し、ハーフライン付近でボールを受けたトリンコンがギェケレシュへとスルーパスを供給する。マーカーを振り切りボックス内に侵入すると、右足で放ったシュートがゴールイン。ギェケレシュがこの試合4点目をマークした。
結局、終盤にもスポルティングが1点を追加して試合は5−1で終了。リーグ戦の連勝を「10」に伸ばして首位をキープした。次節は10日に行われ、スポルティングはチャンピオンズリーグを挟みアウェイでブラガと対戦。エストレラ・アマドーラはホームでナシオナルを対戦する。
【スコア】
スポルティング 5−1 エストレラ・アマドーラ
【得点者】
1−0 19分 ヴィクトル・ギェケレシュ(スポルティング)
2−0 31分 ヴィクトル・ギェケレシュ(スポルティング)
2−1 35分 ホドリゴ・ピーニョ(エストレラ・アマドーラ)
3−1 42分 ヴィクトル・ギェケレシュ(PK/スポルティング)
4−1 70分 ヴィクトル・ギェケレシュ(スポルティング)
5−1 85分 マクシミリアーノ・アラウホ(スポルティング)