Z世代のカリスマとしてSNS界で爆発的な人気を誇るまいきちが、自身初となるデジタル写真集『眠れない夢』をリリース。初めてグラビアにも挑戦した今作は、2024年10月期の週プレグラジャパ!デジタル写真集マンスリーランキングで堂々の1位を獲得するなど、発売早々から大ヒット中だ。今回のインタビューでは、まいきちとは何者か? 今後の活動に注目が集まる彼女の人となりにせまってみた!
ーー初のデジタル写真集を発売、ということで"まいきち"になるまでを教えてください。
まいきち TikTokがきっかけですね。元々小学校4年生くらいのときからダンスボーカルユニットに所属して表に出る活動を始めたんですけど、なかなか世間に見つからず思うような活動が出来ないまま小6に。そんなときにTikTokが流行りだして。
ーー小学生からTikTokがあった世代ってことに驚きです。
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まいきち 2005年生まれなので(笑)。
ーーTikTokを始めたときの名前が「まいきち」だったってことですか?
まいきち そうです。お父さんから呼ばれる名前が「まいきち」だったので、本名でSNSをやるのも違うしなぁと思って、なんとなくユーザー名に設定したのがはじまりですね。どうしてかは分からないんですけど、動画を撮る前から「うちなら絶対再生数伸びるな」って謎の自信が湧いて、TikTokに注力するようになったんです。
ーー謎の自信は的中し、2018年には「第1回TikTok CREATOR AWARDS」でEXCELLENT CONTENTを受賞。
まいきち 中2のときですね。フォロワーは50万人超えていたと思います。
ーー恐ろしい......! 翌年の中3のときには歌手デビューも果たしています。
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まいきち TikTokがバズったことでスカウトされたんです。元々ダンスボーカルユニットをやっていたこともあったし、母が元歌手で父が作曲家ということもあってアーティストを目指して中3で上京しました。
ーー今も夢はアーティスト?
まいきち 歌やダンスも好きですけど、今はジャンルにこだわらず、スターになることが夢ですね。目指せマリオ、みたいな(笑)。誰かの光となるような、元気を届けられる存在になりたいです。
ーー今回のデジタル写真集でグラビアに初挑戦したのはどうしてだったんですか?
まいきち 10代最後にグラビアに挑戦して作品として形に残せたらいいなと。もともとSNSに友達とテーマを決めて撮った写真を載せていたし、女の子の身体が好きなので。
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ーー突然の挑戦に戸惑うファンもいそうですが。
まいきち 確かに。みなさんこのデジタル写真集を見ていろんなことを思ってくれると思うんですよね。でも私はどんな気持ちも許容しているというか、どう見てくれても感じてくれてもいいよって思っています。私はこの写真集を作れてよかったなと思っているので。
ーーはじめてのグラビア撮影はどうでしたか?
まいきち モデルのお仕事はしたことあったけど、グラビアってまた違うじゃないですか。最初はポーズとか表情とかどう魅せようか悩んだんですけど、「うちらしくでいっか」と思って。そこからは楽しくノリノリで過ごしていましたね(笑)。
シーン毎に雰囲気も全然違っていたので切り替えるのもおもしろかったです。楽しすぎて、次はどんなふうに撮影しようかなって次回作のアイディアを考えちゃってます。
ーー今回のデジタル写真集『眠れない夢』はまいきちちゃんのアイディアがふんだんに盛り込まれていますもんね。タイトルも選んでいただきました。
まいきち いただいた候補の中からアレンジを加えて決めました。撮影テーマが「走馬灯」っていうこともあって、過去の自分を思い返したんですけど、病んでたときの記憶ってあやふやで現実味を帯びないまさに"夢"みたいな感覚になりませんか? 写真集では最後、天使になっていなくなるのですが、夢のようだった過去から羽ばたいていくように感じたので、ぴったりだなって。
ーーあやふやになるほど病むって、どんなことがあったか聞いてもいいですか?
まいきち 高校生のころなんですけど、誹謗中傷が原因で。コロナ禍真っ只中のときにコロナになってしまって、不要不急の外出はしてなかったんですけど信じてもらえず、毎日毎日心ないコメントが届くようになったんです。酷いものだと「そのままコロナで死ね」だとか。
応援してくれているファンもいるから投稿を止めるわけにもいかないし、心配もかけられない。学校にも馴染めていなかったので相談できる友達もいなかったし、両親にもふさぎ込んでいるのは思春期のせいだってことで片付けられちゃって......。
1人で解決するしかないけど、手立てがないから自分に当たることしかできなくて、最終的にはアームカットや大量の風邪薬を飲みすぎるいわゆるOD(オーバードーズ)という行為をするようになってしまったんですよね。
ーーそれは今も?
まいきち 年齢を重ねてだんだんと俯瞰で自分を見れるようになり、行動に移すことはなくなりました。病院にも通って薬を処方してもらったり、カウンセリングを受けたりもしましたが、考えが一番変わったのはふと鏡に映った自分を見たとき。"こんなにがんばっている子を傷つけちゃダメじゃん"って思ったんです。
今も腕には傷は残ってますけど消したいとも思わないし、ただ事実として残っているだけで誇ってもいません。でも衝動に駆られたときにこの傷を見ると「また自分を傷つけちゃダメだ」って冷静になれますね。
ーー自分自身を理解してあげることって大事ですよね。
まいきち そうですね。それに、私を肯定してくれるファンがいてくれたことも本当に大きかったです。実は、死のうと思ったときにファンレターを読んで、『生きなきゃ』と気持ちを持ち直した経験があるんです。だから、もしファンの子が苦しんでいるなら、あの時の自分がしてもらったように、今度は私がそばにいてあげたいって思っています。
生配信をしていて、『つらくて死にたい』というコメントが来ることもあって。そんなときは自分の考えや経験を話すようにしているんです。もちろん、私の経験談が全員に寄り添えるわけじゃないですが「こういう見方もあるんだ」と気づいてもらえたら、新しい選択肢が生まれるかもしれないですよね。つらいときって、どうしても視野が極端に狭くなりがちじゃないですか。
私のSNSのDMは一部、愚痴を吐き出す場所みたいにもなっているんですよ。それって、実はすごく良いことだなと思うんです。みんながガス抜きできる場所を持てているって考えると、少し安心しますね。
ーーまいきちちゃん自身がファンの負の感情を吸収して病んじゃったりしないですか?
まいきち 人は人って考えなので全然影響を受けないので大丈夫です。みんなつらいときはつらいし、私より年上の方でもオッケー。DMなんて好きなように使ってください(笑)。
そんなに世の中あまくないと思いますけど、もっと自分の幸せのためだけに生きてもいいんじゃない? って思うんですよ。「もっと自分をかわいがってあげよう」ってこのインタビューを読んでくれている方に伝えたいです!
ーー10月からホリプロ所属と発表されたばかりですが、今後はどんな活動していく予定なんですか?
まいきち やりたいことはたくさんあります。7月からお芝居の勉強もはじめたんですけど、違う自分になるのがスゴく楽しくて。いろんな役を演じてみたいって思いますし、またグラビアもやりたいですよね。あとはバラエティは未経験なので、絶対にやりたいです。スポーツテストみたいな番組もおもしろそうですし、いろんな方の意見が聞ける情報番組系にも興味があります。でも欲は言いません、どんなお仕事でもお待ちしています!(笑)
ーーこれからどんなまいきちちゃんが見れるのか楽しみにしています! では最後に週プレらしく、好きなタイプを教えてもらっていいですか?
まいきち あ、はい(笑)。かわいくしゃべった方がいいですよね?(笑)。えっとぉ〜〜精神年齢が高くて、私の身の回りのことを全てやってくれる人で、なにやっても「かわいいね」ってなでなでしてくれる人が好きですっ。あと私以外の女性は女性じゃないって思うくらいに私にしか興味が無くて、ずっとそばにいてくれる人がタイプですぅ。
ーーじゃあ束縛とかもOKなタイプ? まいきちは俺のモノー!みたいな。
まいきち あ、無理です。浮気しないし安心して放任してほしいです、私は縛るけど(笑)。だからそんなまいきちでも良いよって言ってくれる優しい方がいいですねっ♡ 最後は「♡」でお願いします。
ーー分かりました(笑)。
●まいきち
2005年1月30日生まれ 大阪府出身 血液型=O型 身長=157cm
〇中学校1年生時に始めたTikTokがきっかけでスカウトされ芸能界入り。全国の中高生から熱烈な支持を集める19歳の人気インフルエンサー。SNSの総フォロワー数は190万人を超える。
公式Tiktok【@maikichi0130】
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取材・文・撮影/金髪りさ 写真/カノウリョウマ