タマ伸也56歳「つがるのうらら」で青森歌う「この年になって甘えてやろうかみたいな」/連載4

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2024年11月12日 05:00  日刊スポーツ

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新曲「つがるのうらら」を発売したタマ伸也

ワハハ本舗のお笑い音楽ユニット、ポカスカジャンのタマ伸也(56)がソロで新曲「つがるのうらら」を発売した。


今年4、5月に開催された「弘前さくら祭り」で満開の桜の下で歌うためのテーマ曲として作った。津軽弁に津軽三味線も交えて、注目を浴びたことからCD化つながった。桜の香りのするオリジナルのシードル「つがるのうらら」も発売された。【小谷野俊哉】


   ◇   ◇   ◇


先月、56歳になった。


「やっぱり僕の同級生とか、もちろん芸人仲間でも50歳過ぎると、大体やることが決まってくる。あと社会人だと、だんだん引き継ぎしていく準備だとかね。僕はこの年になって、去年の春から故郷の青森でテレビをやったり、ラジオをやったりしてるんですけどもね。仕事で故郷に帰るって、周りの人もすごく喜んでくれるし、自分もどこかでそういう風に自分の故郷に甘えてやろうかみたいなね。若い自分はそんなことなかったと思うんですけど、今は本当に楽しくて。56歳になってソロでCD出たりとか。それは東京でも、ちゃんと仕事ができていて、それで声をかけていただいている。自分の年齢を鑑みると、いや年を取るのって悪くないなぁみたいな」


還暦を前にして手に入れた、仕事での安らぎ。だがプライベートは、そうもうまくはいかない。


「家庭はグチャグチャです。今は別居中ですよ。家に帰ったら、仕事関係の知らない男が俺のパジャマ着て、俺の布団で寝ている(笑い)。このCD『つがるのうらら』を出すに当たって、まず弘前の桜祭りで弘前城の舞台や、その後に弘前ねぷた祭りで歌ったりとかね。この歌のオリジナルのシードルを出してもらったりとか。あと弘南鉄道っていう、弘前から黒石に走る鉄道があるんですけど、弘前駅の到着音になってます。それって全部この半年くらいで巻き起こっていることなんです。年取って、おじさんたち仲間内でワーワーと酒飲みながら、ああしよう、こうしようって話してね。こうやって実現していくのが、楽しくてしょうがない」


来年1月19日に「〜つがるのうらら発売記念〜タマ伸也ソロライブ『バンドの花道』」を横浜THUMBS UPで開催する。


「今、ワハハ本舗の40周年の全国ツアー『シン・シンワハハ』を回ってるんで、なかなか時間がないんですけど、年明けに横浜でやります。ニッポン放送の『ラジオビバリー昼ズ』でパーソナリティーの高田文夫先生がかけてくれて『秋なのになんで桜の歌を歌うんだ。バカなのか』って言われたんですけど(笑い)。まぁ、カップリング曲の『いつかあの駅に降りたら』もあるので、じっくりと歌って行きたい」


青森、津軽を代表する曲と言えば、熊本出身の石川さゆり(66)が歌う「津軽海峡・冬景色」。NHK「紅白歌合戦」の紅組で「天城越え」と代わりばんこで歌われるので有名だ。いつか相手の白組で、青森出身のタマ伸也「つがるのうらら」を歌う日が来る、かもしれない。(終わり)


◆タマ伸也(しんや)1968年(昭43)9月18日、青森市生まれ。96年(平8)にワハハ本舗に入団して、大久保ノブオ(57)、中山省吾(53)とポカスカジャン結成。19年に中山が脱退。担当はギター&ボーカル。

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  • 津軽衆萌えだわさ。南部衆も対抗してほしいだわさ。
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