【写真】乃木坂46・遠藤さくら、写真集で見せた初の水着カット
乃木坂46のフォーメーションは通常、『乃木坂工事中』の番組内で発表されるが、今作では生配信で発表し、さらに初披露も行われるという形が取られた。
過去には1期生・齋藤飛鳥のラストシングル「ここにはないもの」(2022年12月リリース)を生配信で初披露した例があり、その時のような通常とは異なるスタイルに、ファンの間では「生配信で卒業発表があるのでは?」と話題になっていたが、結果からすると、そうした発表はなかった。ドキッとした瞬間はあったが…。それではフォーメーションを見ていこう。
今作では、すでに卒業を発表し、楽曲に参加しない3期生の向井葉月を除く全メンバー31名のうち、19名が選抜メンバーとして活動する。フォーメーションは以下の通り。
(3列目左から)奥田いろは、金川紗耶、弓木奈於、小川彩、筒井あやめ、田村真佑、岩本蓮加、林瑠奈
(2列目左から)五百城茉央、川崎桜、久保史緒里、与田祐希、一ノ瀬美空、中西アルノ ※川崎の崎は正式には「たつさき」
(1列目左から)賀喜遥香、井上和、遠藤さくら(センター)、池田瑛紗、梅澤美波
センターは、4期生の遠藤さくら。「夜明けまで強がらなくてもいい」「ごめんねFingers crossed」「Monopoly」(賀喜遥香とのWセンター)に続く4度目のセンターとなり、現役メンバーの中では最多となる。「最近はすごく楽しんでシングルに参加していた」と語る遠藤は、「すごい先頭に立てるわけではないので、いろんな人の温かさを感じながら頑張りたいと思います」と意気込み。遠藤の持つどこか漂う儚(はかな)さが、今回の楽曲にぴったりだ。
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31stシングル「ここにはないもの」で初選抜入りして以来の選抜復帰となったのが、4期生の林瑠奈。「36枚目シングルの期間は、今まで以上に選抜に入りたいっていう気持ちで活動していた」と涙ながらに明かした林は、「この期間、頑張ったっていう自負はあるし、4期生としてもまとまって頑張っていけるように、私も力になれることがあるといいな思って頑張ります」と語っていた。ファンからも長らく選抜入りを望む声が上がっていた林だけに、今作での選抜復帰の喜びはひとしおだろう。
■「もしや…」と心配したが…
前作の選抜メンバーで、今作で選抜入りを逃したのは、5期生の菅原咲月と冨里奈央だ。菅原は4月より『乃木坂46の「の」』(文化放送/毎週日曜18時)の17代目MCを務めたり、先日4日に、「乃木坂配信中」でスタートしたばかりの「週刊乃木坂ニュース」MCに就任したりとグループを代表する活動が増えていただけに惜しい結果に。5期生は11人中8人が選抜入りしており、全体のバランスなど考えると難しいところなのかもしれない。
今回、生配信でのフォーメーション発表の直後、楽曲の初披露も行われたが、遠藤が真っ白な衣装で一人姿を見せ、儚げなピアノのイントロが流れた瞬間、ドキリとした。齋藤飛鳥のラストシングル初披露のときのような衣装。歌詞も歩道橋を“渡るか渡らないか”逡巡する主人公の心情が描かれており、最終的には“渡る”決断をする。“未来の決断に迷う主人公”は坂道グループの卒業ソングによく見られる形だ。
「もしや…」と思ったが、曲が終わると生配信は終了。心配したような“発表”はなく、これにはホッと胸をなでおろしたファンも多いだろう。37thシングルの活動は始まったばかりで、10日には、10年ぶりとなる「乃木坂46大感謝祭」の開催も発表。この中で、向井葉月の卒業セレモニーも行われる。年末へ向け、盛り上がる乃木坂46の活動を楽しみにしたい。(文:堀タツヤ)
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