11月10日、日曜日の昼下がり、杜の都・仙台にある屋内スポーツ施設で、東北楽天ゴールデンイーグルスの田中将大投手(36)が子供たち約40人に野球のボールを使ったイベントをおこなった。その会場の傍らにはせわしなく動き回る女性が…妻でタレントの里田まい(40)だった。参加した保護者が語る。
「このイベントは『マー君カップ2024』と題して、野球初心者向けに開催されています。おもに宮城県やその近県から集まった子供たちが定期的に参加していますね。驚いたのは子供を連れて受付テントに行くと『今日はよろしくお願いします!』と声をかけてくれたのが里田さんご本人だったこと。
『クイズ!ヘキサゴンII』に出演して“おバカタレント”で一世風靡したのは今から20年近く前のこと。当然、子供たちは知らないですが、親御さんは『えっ、里田さんがいるの!?』という感じで意表を突かれた保護者が多かったと思います」
イベントでは夕方まで田中投手をはじめ楽天の現役選手2人とOBが遊び心を交えながら一緒にミニゲームを楽しむなどしていた。
「里田さんは受付が終わると運営スタッフの一員として子供たちを手際よく誘導し、話し相手になることも。バッティングに苦労している子供には積極的に『頑張れ!』と声をかけていましたし、お手洗いに行きたいと伝えてきた子供には『一緒に行こう』と連れて行ったりしていました。完全にタレントのオーラを消して“黒子”に徹していましたね。実生活では一男一女の母親ですが、その経験をフルに発揮していましたよ」
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地元テレビ局関係者も言う。
「田中投手が本拠地・仙台で大々的にイベントを開催するのは今回が初めてです。これは昨季、若手選手へのパワハラが指摘され自由契約となった後輩・安楽智大選手の騒動が影響しているのではないでしょうか。
田中投手は安楽選手を可愛がっていたこともあり、自らのSNSでは《自分もチームの年長者として、もっと後輩たちの様子に気を配り、気軽に相談され、問題があれば率先して注意すべきであった、意識が甘かったと反省しています》と苦しい胸の内を明かしていました。この騒動が影響してか、楽天ではファン離れが起きています。田中投手は昨秋の手術の影響があり、今季は1軍で1試合しか投げられていません。現役を続けられるのか、瀬戸際の状況でもあります。グラウンドでは活躍できなかったから、せめて地元に貢献したいという思いがあったのではないでしょうか。
そのため、彼の肝いりイベントを絶対に成功させようという、里田さんの必死さはこちらにも伝わってきました。ただ、球団側から番記者には“里田さんについては報道しないでいただきたい”と事前通達がありました。運営スタッフとの連携も見事で、参加した子供や親御さんがいなくなるまで会場に残り見送る彼女の姿はとても献身的で、マスコミ関係者からは“まるで梨園妻のようだ”との声も上がっていました」
楽天・田中投手を支える“梨園妻”里田の姿は、いつまで見られるのか――。
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