15日のテレビ朝日系「大下容子ワイド!スクランブル」(月〜金曜午前10時25分)で、同局の大下容子アナウンサーが、映画「海の沈黙」(若松節朗監督、22日公開)に主演した俳優本木雅弘(58)にインタビューする様子が放送された。
同作品は、脚本家の倉本聰氏(89)が、88年「海へ〜See you〜」以来35年ぶりに映画の脚本を手がけ、本木は画壇から追放され世界的な贋作(がんさく)事件の犯人と疑われる天才画家の津山竜次を演じている。また、竜次を追って北海道を訪れるかつての恋人役を、「花の82年組」でデビュー同期の小泉今日子(58)が演じている。
本木と小泉が俳優として共演したのは31年ぶりという。大下アナはインタビューの中で「私はおふたりが再会するシーンがとてもすてきで好きで…」と切り出した。本木は「役の上で再会するシーンなんですけれど…」と語ると、大下アナはこの再会シーンについて「私、ああっ、て映画をみながら、声を出したのって初めてかもしれない。はああっ、て。本当におふたりの会話と情景や場面がすごく良かった」と、しみじみと思いを語った。
これに対し、本木は「何げない埠頭(ふとう)にちょっと、薄い風が吹いているという感じで、ただ元恋人同士が再会したという懐かしさやうれしさとか、そういったものだけでなかった」と、演じた際の様子を振り返った。
「この作品のテーマは『美』だと思いますが、本木さんにとっての『美』とは」という自身の質問に「言葉にならないもの」「美とは、生きる糧だと思います」と語った本木について、大下アナはVTR終了後にスタジオでコメントした。「何でも聞いてくださいということでプライベートのことも、と思っていたんですが、映画があまりにもすばらしく、映画のことを聞いていたらどんどん時間がたってしまった」と語った。
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さらに「本木さんって、目の奥から光が…。美とは何なのか、というテーマの映画なんですが、私にとっては本木さんが『美』そのものという気が致しました」とも口にした。
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