ブラストワンピースは昨年より順位上げて7位 引退馬の馬術競技会「RRC」に登場
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2024年12月02日 07:46 netkeiba
引退競走馬たちによる馬術大会「RRC(Retired Racehorse Cup・引退競走馬杯)」のファイナル最終日が1日、東京都世田谷区のJRA馬事公苑で開催された。大会には18年有馬記念覇者のブラストワンピースや19年の京都記念など重賞2勝を挙げたダンビュライト、19年の毎日杯を制したランスオブプラーナなどが登場し、人馬一体となった熱戦を繰り広げた。
RRCは2018年にスタート。乗馬・馬術競技は従来から引退競走馬の活躍の場であったが、世間への認知度は低かった。そこでなじみ深い競走馬の引退後の活躍を、より広く紹介することの一環として競技会を行っている。競走馬として実績を残した馬たちが大会に参加することもあり、多くのファンが詰めかけ戦いを見守っていた。
馬場馬術に登場したブラストワンピースは、昨年の11位からジャンプアップして7位。昨年に引き続き手綱をとった加藤諒選手(ノーザンホースパーク)は「悔しいところはあるが、あの大声援の中、馬はよくやってくれた」と感想を話した。この1年でブラストワンピースは乗馬としての理解度が高まったという。競技前に行う編み込みをした瞬間、「馬が任せろと切り替わっていましたね」と気合いが入っていた様子を明かした。
同馬のRRCへの挑戦は現行のレギュレーションではラストだった。今後に向けては「まだ9歳なので、様々な技を練習していき演技のレベルを上げたい」と話し、「確実にレベルアップしている。もっとカッコいいブラストワンピースを見せたいです」と力を込めた。
同じく馬場馬術に挑んだランスオブプラーナは16位。障害馬術に出場したダンビュライト、名牝シーザリオの仔であるグローブシアターは上位を決めるジャンプオフには進めなかった。優勝は総合馬術がヒロノタイリク、馬場馬術はエイムアンドエンド、障害馬術はルコリエがそれぞれ制した。
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