【陸上】不破聖衣来「活躍以上に注目…戸惑いや動揺も」大学最後の駅伝へは「結果で恩返しを」

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2024年12月02日 13:28  日刊スポーツ

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報道陣の取材に応じた拓大・不破(撮影・藤塚大輔)

来春から実業団の三井住友海上へ進むことが決まっている陸上女子長距離の不破聖衣来(21=拓殖大4年)が2日、東京・文京キャンパスで取材に応じ、今月30日の富士山女子駅伝へ向け「4年間の集大成となる駅伝なので、個人でもチームでも目標を達成できるように頑張りたい。優勝が目標。個人でも区間賞に近い走りを見せたい」と意気込んだ。


今年は大学ラストイヤー。この4年間を振り返り「ケガが多かったがチームメートにすごく助けられた。本当に拓大でよかった」とうなずいた。世間からの注目度については「ありがたいですが、自分の活躍以上に注目されることもあって、戸惑いや動揺もあった」と吐露。その上で「その分、応援してくれる方もいるので、そこは結果で恩返ししたい」と力を込めた。


不破は1年時の21年12月に1万メートルで日本歴代3位となる30分45秒21を記録。駅伝でも大活躍し「不破ちゃん」の愛称で知られるようになった。


その後は故障の影響もあり、本来の走りが影を潜める時間が続いた。22年10月の全日本大学女子駅伝5区で区間賞獲得後は実戦から遠ざかり、駅伝への区間エントリーからも外れていた。


ただ、最終学年となった今季は、4月の国士舘大競技会混合5000メートルで約1年半ぶりに復帰。同5月の関東インカレでは33分40秒20で9位、同9月の日本インカレでは33分12秒79で7位となり、同10月の全日本大学駅伝は5区区間7位となった。


拓大は富士山女子駅伝で21年から6位、9位、7位となっている。不破は目標とする初優勝へ向け「チームの流れが悪ければ、自分の走りでその流れを変えたい。良い流れでタスキが来たら、その流れをさらに加速させるような走りをしたい」とエースの覚悟を口にした。

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