俳優の宮沢りえ、尾野真千子、蒼井優、広瀬すずが2日、都内で行われたNetflixシリーズ『阿修羅のごとく』(来年1月9日配信スタート)の完成報告会見に出席した。豪華キャストで演じる四姉妹の長女を演じた宮沢は「4ヶ月という濃厚な日々が作品になって、皆さんにお届けできることに、すごく楽しみな気持ちと原作を好きな方々たちの感想が怖いような楽しみなような…そんな気持ちです」とあいさつをした。
【動画】四姉妹が仲良しすぎる!宮沢りえ&尾野真千子&蒼井優&広瀬すずがイベントでわちゃわちゃトーク 日本のホームドラマの礎を築いた名脚本家・向田邦子(1929-81年)による傑作ドラマシリーズ『阿修羅のごとく』(1979〜80年)を現代のホームドラマとしてリメイク。かつて向田とともに仕事をし、TBSドラマの黄金期を支え、ホームドラマの名作を数多く手がけてきた八木康夫(『パパはニュースキャスター』『団地のふたり』)が企画プロデュース。向田作品に深い敬意を抱き、影響を受け続けてきた是枝裕和が監督・脚色を担当した。
長女・三田村綱子を宮沢、次女・里見巻子を尾野、三女・竹沢滝子を蒼井、四女・竹沢咲子を広瀬がそれぞれ演じる。このドラマで描かれるのは、四姉妹の年老いた父の愛人問題をきっかけに、彼女たちの日常が大きく揺らぎ、恋愛観も違えば生き方も違う4人の姉妹が対立し感情をぶつけ合いながらも、心底では互いを気にかけやがて手を取り合う。そんな泣き笑いの様子が細やかに映し出される、最上級の人間ドラマとなっている。
会見を欠席した是枝監督からVTRメッセージが届き、尾野がムードメーカーとして現場を盛り上げるがゆえに「収拾が付かなくなっていた」と笑いながら暴露し、さらに四姉妹の末っ子を演じた「すずが一番しっかりしていた」とも明かした。
監督の言葉に「間違いがなかった」と認めた尾野だが、「本番に向けての空気作りだったんです!」と釈明し、笑いを誘う一幕も。また「でもすずが一番しっかりしてなかったでしょ(笑)」と首を傾げると、これに広瀬が「いや、いや…(笑)」とすぐさま割って入る。尾野は「そうですか…そういうことにしておきましょう(笑)」とあまり納得のいかないように返して、さらに笑わせた。
そんな広瀬は「末っ子なので甘えさせていただいた」と共演陣に感謝を伝えると、三女役の蒼井が「私とすずちゃんは『尾野さん』と呼ぶか、『真千子さん』と呼ぶか悩んでいたら『真千子でいい!』って(笑)。“強制真千子”で、真千子と呼ばせていただいた」とチームワークの良さを伺わせるエピソードを話しながら「それがこの4人の空気感につながったのかな」とほほ笑んだ。
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