蒼井優&広瀬すず、尾野真千子を“真千子”呼びする理由とは 宮沢りえも撮影回顧【阿修羅のごとく】

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2024年12月02日 16:34  モデルプレス

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「阿修羅のごとく」完成報告会に出席した蒼井優、宮沢りえ、尾野真千子、広瀬すず(C)モデルプレス
【モデルプレス=2024/12/02】女優の宮沢りえ、尾野真千子、蒼井優、広瀬すずが12月2日、都内で開催されたNetflixシリーズ『阿修羅のごとく』(2025年1月9日より世界独占配信/※全7話)の完成報告会に出席。四姉妹役での撮影を振り返った。

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◆宮沢りえ・尾野真千子・蒼井優・広瀬すず、四姉妹役での撮影回顧

向田邦子による原作と同じ1979年を舞台とする本作は、夫を亡くし活け花の師匠として生計を立てる長女・綱子(宮沢)、会社員の夫や子どもたちと一見平穏に暮らす専業主婦の次女・巻子(尾野)、図書館で司書を務める恋愛に不器用な三女・滝子(蒼井)、喫茶店のウエイトレスでボクサーの卵と同棲する四女・咲子(広瀬)が織りなす人間模様を描く。

長女・三田村綱子を演じた宮沢は「私は姉妹がおりませんけれども、実の妹ができたような気持ちで、今はいます」と撮影を回顧。四女・竹沢咲子を演じた広瀬は「私が言うのも大変失礼ですけど、こんな先輩いていいの?って思ってしまうほど、本当にとっても心地のいい空間で。だけど尾野さんは『私が末っ子だから』って4ヶ月間、ずっと言い続けられて」と振り返り、次女・里見巻子を演じた尾野は「あんた余計なこと言うんじゃないの(笑)」とツッコミを入れていた。

三女・竹沢滝子を演じた蒼井は「私とすずちゃんは、尾野さんのことを『尾野さん』って呼ぶか『真千子』って呼ぶかみたいな話をしていたら。(モノマネをしながら)『真千子がいい!』って。“強制・真千子”で、真千子と呼ばせていただいてました」と告白。「たぶんそれが、この4人の空気になっていったなっていう感じがしています」と現場の和やかな雰囲気を明かしていた。

◆広瀬すず「四姉妹の末っ子を2回もやると思わず…」

また、最初にオファーを受けた際の思いを問われると、広瀬は「昔のドラマの『阿修羅のごとく』を正直、知らなくて。でもそういったドラマがあってっていうのを聞いて、そこからキャスト=お姉ちゃんたちを聞いて。もちろん『そんな』って気持ちもありつつ、『すごい、こんなチャンスないから』と思って、すぐ『やりたい!』ってなりました(笑)」と回想。

「飛び込みたいなっていうか。そこに相応しくないんだろうけど、『こんな経験絶対ない!』と思って。そして是枝さんの作品で、デビュー当初ご一緒した時も、四姉妹の末っ子をやらせていただいたので」「四姉妹の末っ子を2回もやると思わず。そして是枝さんっていうのも、本当に自分の中で『わ!』って思うものがあり。飛び込んじゃいました」と笑顔で振り返っていた。

末っ子を演じてみての感想を問われると「お姉ちゃん1人ひとりと全員と違う態度で接しているというか。勝手にそうなってしまう年齢の離れ方と、離れているからこそちょっと野性というか」と話し、「みんなといると、自分が子どもっていう心が捨てきれないというか、無意識に戻ってくるんですけど、対抗心もちゃんとありつつ。女として、人として『見返してやろう!』みたいな反骨精神をパートナーとともにぶつけ合っていくっていうのは、すごく不思議なバランスの持ち方だなとは思いました」「すごくある意味自由で」とコメント。

「みんなからも、みそっかす扱いをされる」とした上で、「自分が出ていないシーンで、『咲子、こんなに言われてたんだ』ってびっくりしちゃって(笑)。滝(子)ちゃんには確かに全部に突っかかって。言葉も割とストレートに強くて。『これで正解だったのかな?』って思うんですけど、そう思ってしまうほど、みんなと性格が1つ離れている感じ。そんな気がしながら演じさせてもらっていました」と話していた。

なお、会見には八木康夫プロデューサーも出席。是枝裕和監督からのビデオメッセージも上映された。(modelpress編集部)

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