徳間書店は、のコミカライズが中心の新レーベル「COMICユニコーン」で連載中の3作品を、単行本「リュウコミックスユニコーン」として、2024年11月29日より全国書店、各電子書籍販売サイトにて刊行を開始した。
○『勇者の母ですが、魔王軍の幹部になりました。』
2年前に夫を事故で亡くし、シングルマザーとなった美穂は、ある日息子の蓮とともに異世界に召喚された。ふたりを召喚した人間達は、蓮を勇者と呼び、復活した魔王と戦わせようとしていた。
「まだ中学1年生の息子を魔物と戦わせるなんてとんでもない! 」と猛抗議したところ、邪魔者扱いされた美穂は、たったひとりで魔物の巣窟に置き去りにされる。死を覚悟した美穂を助けてくれたのは、人間の敵であるはずの魔物たちだったーー。
本巻には原作者・野山歩の書き下ろしSSを収録しており、2巻が12月27日に発売、以降も第5巻まで毎月連続で刊行を予定している。価格は869円。
○『異世界⇔地球間で個人貿易してみた』
ある日、偶然にも異世界と日本を行き来できるゲートを発見したワタル。彼はこの世界にはない、精製された白い砂糖を売り大金を得る事が出来た。商売の可能性を感じたワタルは護衛と身の回りの世話のできる奴隷を買う事に……。
元貴族のマリエルと剣技の達人エア――。美しい二人を手に入れたワタルはさらに商売に打ち込む!
本巻には原作者・肥前文俊の書き下ろしSSを収録している。価格は869円。
○『召喚勇者、魔王になる〜魔王(オレ)は勇者(オレ)に倒されるために魔王軍を作ります〜』
異世界に転移した主人公。魔王を倒せば元の世界に帰れると知り、数々の試練を経て魔王軍を討伐、魔王を討滅した。名残りをおしみつつも元の世界への転移の魔法陣をくぐった主人公は周囲の異変に気が付く。
そこは元の現実世界ではなく、どうやら今までいた異世界。しかも様子がおかしい。突然襲い掛かってきた魔物の少女を倒し、話を聞くと、どうやらここは10年前の異世界のようだ。そして、ここは魔王城があった場所だった。魔物の少女は最後まで魔王に付き従っていた側近であることも知る。
10年後に過去の勇者である自分に倒されないと元の世界へ帰れないと知った主人公は、魔王軍を結成し、魔王城を建設し、そして、未来の自分を出迎える準備をするため、この魔境で魔王になることを決意するーー!
本巻には原作者・森脇かみんの書き下ろし短編も収録している。価格は869円。(松野千聖)