【モデルプレス=2024/12/05】女優の橋本環奈が主演を務める連続テレビ小説「おむすび」(NHK総合・毎週月〜土あさ8時〜ほか)の第49話が、5日に放送された。さくら通り商店街にアーケードが設置された理由が明かされ、話題を呼んでいる。<※ネタバレあり>
【写真】朝ドラ「おむすび」に「ごちそうさん」と同じ小道具登場◆「おむすび」孝雄(緒形直人)、真紀(大島美優)の幻を見る
妻を亡くし、男手ひとつで懸命に育ててきた一人娘の真紀(大島美優)を阪神・淡路大震災で亡くした靴店店主・孝雄(緒形直人)は、それから12年間、すべてを失った悲しみから立ち直れないまま商店街でも孤立。結(橋本)の父・聖人(北村有起哉)はそんな孝雄のことを気にかけていた。
ある日、悲しみから逃れるように酒を飲んでいた孝雄は、笑顔の真紀の幻を見ると、愛おしそうに名前を呼び、手を握って号泣。やがてそれが結の姉で真紀の親友・歩(仲里依紗)だと気づくと「もうやめてくれ。あんたを見ると真紀を思い出す。頼む…」とすすり泣いた。
歩から孝雄の様子を聞いた聖人は翌日、孝雄の店を訪ねる。孝雄の昔と変わらない靴に対する情熱や技術を称賛し、商店街のために先陣切ってアーケードを設置した話を持ち出して励まそうとする。すると、孝雄は「あれは商店街のためやない。真紀のためや」と1枚の用紙を取り出す。それは、震災前に聖人がアーケード設置の責任者をしていたときのアンケート用紙で、真紀の字で「賛成」に丸が付けられていた。孝雄は、生前の真紀が設置に反対する孝雄を気にかけ「お母ちゃんやったら、絶対賛成しとったと思う」と「賛成」に丸を付け、勝手に提出しようとしていたのだと打ち明けた。
◆「おむすび」商店街にアーケードが設置された理由に視聴者涙
震災前に頑なにアーケード設置に反対していた孝雄が、率先してアーケード設置に乗り出した理由が明らかに。視聴者からは「真紀ちゃんのためだったのか」「切ない」「腑に落ちた」「真紀ちゃんの願いだったなんて…」「それで燃え尽きちゃったのも納得できる」「真紀ちゃんはお父さんが孤立しないために『賛成』に丸してたのかもね。2人とも優しいなぁ」「親子の愛に涙」と反響が寄せられている。
◆橋本環奈主演朝ドラ「おむすび」
朝ドラ第111作目となる本作は、根本ノンジ氏が脚本を手掛けるオリジナル作品。平成時代の福岡、神戸、大阪を舞台に、平成元年生まれの主人公・米田結が栄養士として、人の心と未来を結んでいく“平成青春グラフィティ”となっている。(modelpress編集部)
情報:NHK
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