漫才日本一を決める「M−1グランプリ2024」の準決勝が5日、都内で行われ、決勝進出を決めた2連覇を狙う令和ロマンと、同2位だったヤーレンズが火花を散らした。
決勝には2組のほか、ママタルト、ジョックロック、真空ジェシカ、エバース、トム・ブラウン、ダイタク、バッテリィズの進出が決定。令和ロマンの高比良くるまは「通過点、ただそれだけです。負けるわけにはいかないので、全ての子羊漫才師をおりに帰す。ただそれだけですね」と語り、相方の松井ケムリが「悪役だなあ」と突っ込んで笑わせた。
再び決勝で相まみえることになったヤーレンズの出井隼之介は「たたきつぶしてやりますよ。いけ好かないエリートを、持たざる者がね。出てきてくれてうれしいです。今年こそは倒したい」と闘志を燃やした。
優勝組では過去にフットボールアワー、NON STYLE、パンクブーブーが2度目の王者を目指して挑戦したが、いずれも敗退。NON STYLE、パンクブーブーは優勝翌年は敗者復活から決勝進出を果たしており、準決勝を勝ち抜くストレートでの決勝進出は令和ロマンが初となった。高比良は「普通にそれは意識していました。うれしいことです」と喜び「敗者復活に回ったらマジで炎上しそうだなと思っていたので絶対に(ストレートで)決勝にいかないといけないなと思っていました」と思いを明かした。
松井は昨年の賞金を全て高比良にあげており「今年は1000万円を取り返しにきました」と意気込み、勝負の分かれ目について、高比良は「20回記念大会ということでM−1への愛ではないでしょうか」と一言。松井はコンビの持ち味に「実績。現状負けていないので、マウント芸1本で」と笑わせつつ「やっぱり一番面白い漫才をした人が優勝だと思います」と力を込めた。
|
|
22日の決勝では、当日直前に行われる敗者復活戦を勝ち抜いた1組を加えた計10組で20代目王者を争う。
準決勝には準々決勝を勝ち抜いた30組とワイルドカードのロングコートダディの計31組が進出し、それぞれがネタを披露した。
大会はプロアマ問わず結成15年以内のコンビに出場資格があり、今回は過去最多で初の1万組越えとなる1万330組がエントリー。優勝賞金は1000万円となっている。
|
|
|
|
Copyright(C) 2024 Nikkan Sports News. 記事・写真の無断転載を禁じます。
掲載情報の著作権は提供元企業に帰属します。