秋元 康プロデュース「WHITE SCORPION」のCHOCOが語る、1年で感じた成長と課題

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2024年12月06日 19:20  週プレNEWS

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「WHITE SCORPION」のCHOCOがデビューからの1年を振り返る

応募者約1万人の「IDOL3.0 PROJECT」から誕生した秋元 康総合プロデュースの11人組アイドルグループ・WHITE SCORPION。これまでリリースされたデジタルシングルのMVはすべて100万回再生を突破するなど、クリエイティブな映像表現と彼女たちのパフォーマンスは話題を呼んでいる。

今回はグループの中でもキュートな魅力を放つCHOCOにインタビュー。デビューからの1年を振り返ってもらいつつ、12月7日に配信開始される6thデジタルシングル『I do love you !』の見どころやこの先の展望について語ってもらった。

【写真】WHITE SCORPION・CHOCOインタビュー

――WHITE SCORPIONは10月で結成から1周年を迎えました。この1年はどんな期間でしたか?

CHOCO 正直、怒涛の1年でした。私はダンスも歌も完全に未経験から始まったので、最初は何もかも手探りだったのですが、今では振り入れの速度も上がりましたし、しっかり踊れるようになったなと感じています。

あとは、グループの一体感も最初よりは生まれてきたんじゃないかなって思っていて、私たちには先輩グループがいるわけではないので、最初は何を目指せばいいのかわからずに、各自がバラバラに頑張っている状態でした。でも、最近は各々が意見を言えるようになってきて、みんなで話し合うようになりましたし、1つの方向を向いて頑張れているなと思います。

――グループの方向性が定まったタイミングは具体的にあったのでしょうか?

CHOCO 初めてミニアルバムを出したときです。それまではデジタルシングルを毎月リリースしてきて、それについていくので必死だったのですが、それが落ち着いて、ようやくみんなで集まることができたんです。初のワンマンライブでも、私たちから「こういう演出にしたい」という意見を伝えることができて、みんなでライブを作り上げることができた感覚があります。

――9月には『WHITE SCORPION 1st ONEMAN LIVE 〜初撃。〜』を開催しました。初のワンマンライブでしたが、どのような手応えがありましたか?

CHOCO これまでも対バンとかリリースイベントはさせていただいていたのですが、私たちだけで大きな会場に立つのは初めての経験だったのですごく感動しました。"スコピスト"(WHITE SCORPIONファン)の方もライブ当日にサプライズで横断幕を用意してくださって、ファンの皆さんがここまで私たちのことを考えてくれているんだと実感して、胸がいっぱいになりました。

ただ、私たちの力不足もあって、本来想定されていた広さの会場よりも狭い会場を最終的に取ることになってしまってすごく悔しい気持ちもありましたし、最後までファンの方を楽しませるパフォーマンスを届けるのがいかに難しいかを痛感しました。

初ワンマンということでみなさん盛り上がってくださったんですけど、2部の途中あたりで演出の方から「自分たちがもっとテンション上げていかないと、ファンの方はついてこれない」と言われてしまって......。最後までテンションを保ち続けて、ずっと盛り上がりを落とさないことが課題だなと認識できたので、次はずっと楽しかったと思ってもらえるようなパフォーマンスを届けたいです。

――ライブではCHOCOさんのソロダンスも大きな反響を呼びましたね。

CHOCO ファンの皆さんのコメントを見ると、"CHOCOのソロダンスがすごく良かった"とたくさん言っていただけて嬉しかったです。これからももっと魅せられるように頑張りたいです。

――ライブでは同じオーディションから生まれたFINALIST(後にRain Treeとしてデビュー)のパフォーマンスもありました。彼女たちについてはどう感じていますか?

CHOCO オーディション時代からの仲間なので、また一緒に活動できるのは嬉しいです。ただ、私たちが先にデビューさせてもらった分、経験値では少し先を行っているという自負もあるので、負けたくないというか「WHITE SCORPIONはすごいんだぞ!」と思ってもらえるようなパフォーマンスを見せていきたいです。でも、決していがみ合うわけではなく、お互いに高め合える関係でいたいです。

――CHOCOさん的にはどう見てるんですか?

CHOCO ライバルってお互いに思っていますし、負けたくない存在ではあると思います。でも、だからこそ、正々堂々やりたいなって。後で聞いた話なのですが、私たちのワンマンライブに出たときに、Rain Treeのみんなは少し遠慮していたみたいなんです。でも、これからは遠慮なしで、切磋琢磨して一緒に盛り上げていきたいです。

――前回のインタビューでは「最初の頃はライブのコールがなくて、私たちも未経験だからあおれない......ってところから始まりました」と話されていました。1周年を迎えて、ファンの方の盛り上がりも変わってきたのではないでしょうか?

CHOCO 最近は「Overture」(ライブの導入となる曲)でも盛り上げてくださる方が増えました。あと、普通の曲でも、今までは「超絶かわいい!」とかだけだったのが、最近はアイドルのライブらしく「タイガー!ファイヤー!」のコールも入れてくださって、アイドル好きの方にも浸透してきたのかなって感じています。

――仮想通貨を起点に、アイドルファンにも広がっているんですね。

CHOCO あと最近、学祭に出させていただいたんですよ。スコピストの方が大学でCDとかチラシを学生さんに配ってくれて。ライブのあとに無料のハイタッチ会があったんですけど、スコピストの方からもらったチラシを見て来てくれた方もたくさんいてすごく嬉しかったです。

――CHOCOさん個人としては7月1日発売の『週刊プレイボーイ』で初のグラビアにも挑戦しました。反響はいかがでしたか?

CHOCO めちゃくちゃ好評でした! 普段の私たちはシックな衣装が多いので、いろんな衣装を着られてすごく楽しかったですし、セーラー服とか浴衣姿はきっとみんな見たかったんですよ(笑)。なので、今まで見られなかった姿がいっぱい見られてみんな喜んでくれましたし、家族とか友達からも連絡が来て嬉しかったです。

――今後、グラビアの仕事も増えそうですね。

CHOCO そうだといいな〜(笑)。

――でも、今回でグラビアの魅力に気づいたんじゃないですか?(笑)

CHOCO そうですね。もともといろんな衣装を着てみたいなっていうのはあったんです。それこそ私はどちらかというとかわいいアイドルにも憧れていたんです。WHITE SCORPIONに加入してからはかっこいい表情を見せることも多くて、今回のグラビアで新しい表現を学ばせてもらったので、これからも頑張りたいです!

――12月7日配信の6thデジタルシングル『I do love you !』ですが、これまでと違って、明るい爽やかな楽曲になっていますね。

CHOCO 私たちもびっくりしました。みんなで会議しているときに、曲名が送られてきたんですけど、初めてタイトルを見て「あれ、なんか違うぞ」ってみんなザワザワしていたんです。

歌詞を見たら、これまでのWHITE SCORPIONだったら、はっきりと大好きだなんて言わなかったのに、ちゃんと思いを伝える歌詞になっていて、新しい楽曲が来たなって思いました。個人的には今までで一番好きな曲で、デモ音源をプレイリストに入れて聴いてるくらいお気に入りです。振り付けとかMVも今までない感じですごく楽しみです。

――歌い方もそうですし、表情もこれまでとは異なるものが求められそうですね。

CHOCO これまではかっこいい感じで、とにかく強く歌うことが最優先だったんですけど、今回はずっと笑顔でニコニコしながら歌いました。レコーディングが終わった後にディレクターさんから「普段の声のトーンで歌ってたね」って言われるくらい、自然体で歌うことができましたね。

――CHOCOさんらしさを出せたというか。

CHOCO いつもはレコーディング中に「もうちょっとテンション感抑えられますか?」って言われることも結構あったんですけど、今回はすごい褒められました(笑)。

――お気に入りのフレーズはありますか?

CHOCO 今までは大人の片思いを歌っていたんですけど、今回はどちらかというと、純粋でまっすぐな歌詞が多くて、それこそ学生のピュアな恋っていう雰囲気なんですよ。まっすぐに「君が大好きだ」って伝える歌詞が今までなかったので、歌いながら本当に楽しかったです。

特にお気に入りポイントは落ちサビです。歌詞は1サビと同じなんですけど、歌い方が違っているんですよ。レコーディングでも優しくふんわり歌うことを意識したので、他の歌詞と比べてもより大好きな気持ちを伝えられているんじゃないかなと思います。

――歌詞にもあるように、CHOCOさんは思いをまっすぐ伝えられるタイプですか?

CHOCO う〜ん、どちらかというとできるほうだと思います! なんか全部はっきり言っちゃうんですよね。それこそファンの方にもアニメのこのキャラが好きですとか言っちゃうので、共感できる歌詞だなって思います。

――ライブの幅も広がりそうですね。

CHOCO たしかに広がりそう! 対バンとかでセトリを組むときに、この曲があることでギャップ見せられると思うので、披露するのが楽しみです!

――12月には1周年記念ライブ『WHITE SCORPION 1st Anniversary LIVE〜追撃。〜』が開催されます。どんなライブにしたいですか?

CHOCO まずは絶対に完売させることです。これはもう全員で掲げてる目標なんですけど、前回のワンマンライブからキャパが2倍以上になってるんです。だから、私たちの中では挑戦というか、ここを乗り越えられたらZeppとか、その先が見えてくるので、ここを全員で売り切って、白いペンライトで埋まった満員の会場を見たいです。

――1年目の活動を踏まえて、2年目の目標はありますか?

CHOCO 個人だったら自分の個性をもっと発信していきたいです。私はアニメが好きで最近コスプレをよくしてるんですけど、TikTokの動画がちょっとバズったんですよ。そうやって自分の得意なところとか好きなところを伸ばして、今までアイドルに興味なかった方にも興味を持ってもらえるように活動していきたいです。

――アニメでいうと、声優とかにも興味はありますか?

CHOCO あります! いつか声優さんのお仕事に挑戦してみたいです。好きなものに自分がお仕事で関われるなんて、この仕事をしてなかったら絶対にないことなので、できる限りはやってみたいなって思います。

●CHOCO(チョコ) 
2006年12月27日生まれ 東京都出身 
特技=自作PC、乗馬、ピアノ 
◯昨年10月、「IDOL3.0 PROJECT」から誕生し、仮想通貨Nippon Idol Token(NIDT)やメタバース、NFTなどを絡めた活動を行なう秋元 康総合プロデュースの11人組アイドルグループ「WHITE SCORPION」に加入。12月には6thデジタルシングル『I do love you !』の発売とワンマンライブを開催予定。
WHITE SCORPION公式X【@whsp_official】 
活動の詳細は、WHITE SCORPIONオフィシャルサイトをチェック! 
CHOCO公式X【@CHOCO_whsp】 
CHOCO公式Instagram【@CHOCO_whsp_ig】 

取材・文/川崎龍也 撮影/篠田直人

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