アルピーヌ育成マルタンスがPP獲得。宮田莉朋は好調キープし8番手/FIA F2第14戦予選レポート

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2024年12月06日 20:50  AUTOSPORT web

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宮田莉朋(ロダン・モータースポーツ/TGR WECチャレンジプログラム)
 12月6日、2024年FIA F2第14戦ヤス・マリーナの公式予選が行われ、ビクトール・マルタンス(ARTグランプリ/アルピーヌ育成)が12月8日に行われるフィーチャーレース(決勝レース2)のポールポジションを獲得した。

 宮田莉朋(ロダン・モータースポーツ/TGR WECチャレンジプログラム)は8番手で予選を終えている。

 30分間の予選は日本時間20時(現地時間15時)より気温27度、路面温度39度でセッション開始を迎えた。

 FIA F2として過去6回開催されているヤス・マリーナ。その6戦はいずれもポールシッターがフィーチャーレースを制しており、今回の予選結果が2024年シーズンのタイトル争いの左右することが予想された。

 セッション開始から7分が経過したあたりから各車最初のアタックに入った。そんななかフリー走行を3番手で終えていたビクトール・マルタンス(ARTグランプリ/アルピーヌ育成)が1分36秒245をマークし、これがターゲットタイムとなる。

 ただ、セッションも後半に差し掛かろうかというタイミングでランキング首位のガブリエル・ボルトレート(インビクタ・レーシング/マクラーレン育成)が1分36秒050をマークしてマルタンスから首位の座を奪う。

 またフリー走行を6番手で終えていた宮田は、最初のアタックでマルタンスから0.7秒差と引き続き好調ぶりを見せる。続く2アタック目には1分36秒654をマークし、ボルトレートから0.604秒差で暫定9番手、シングルポジションをキープしたまま勝負を決するセッション後半を迎えた。

 残り7分というタイミングから再び各車アタックに入った。そんななか、マルタンスが1分35秒745をマークしてボルトレートからトップの座を取り戻す。ボルトレートもタイムを更新するが、0.035秒届かず暫定2番手。

 宮田はその時点でのセクター2全体ベストを更新する走りで快走をみせ、1分36秒115。トップのマルタンスから0.370秒差の暫定6番手につけた。

 各車タイムを記録しつつあるなか、17番手につけるラファエル・ヴィラゴメス(ファン・アメルスフォールト・レーシング)がセクター1でマシンを止め、残り4分19秒というところで予選セッションは赤旗に。

 セッション再開を迎えると、各車最後のアタックに臨んだ。ただ、すでにタイヤにピークを終えた車両も多く、上位勢のポジションは変わらず。そんななか、クッシュ・マイニ(インビクタ・レーシング/アルピーヌ育成)が6番手、ジョセップ・マリア・マルティ(カンポス・レーシング/レッドブル育成)が7番手に浮上する。

 結局はマルタンスが首位を守り切り、ポールポジションを獲得。ポールシッターに与えられる2点を獲得した。以下、2番手にランキング首位のボルトレート、3番手にランキング3位ポール・アーロン(ハイテック・パルスエイト)、4番手ランキング2位のアイザック・ハジャル(カンポス・レーシング/レッドブル育成)と、タイトル候補3名が続いた。

 5番手にディーノ・ベガノビッチ(ダムス・ルーカスオイル/フェラーリ育成)、6番手にマイニ、7番手にマルティと続き、宮田は8番手で予選を終えた。

 12月7日に行われるスプリントレース(決勝レース1)のスターティンググリッドは予選トップ10がリバースグリッドで決定されるため、10番手タイムを記録したアムーリ・コルデール(ハイテック・パルスエイト)がリバースポールシッターとなった。

 2024年FIA F2第14戦ヤス・マリーナのスプリントレースは、日本時間21時15分(現地時間16時15分)より、23周もしくは45分+1周で行われる。

 リバースグリッドにより、宮田は3番手からスプリントレースのスタートを迎える予定だ。シーズン初の表彰台、そして初優勝の可能性もあるだけに、タイトル争いとともに注目が集まるに違いない。

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