2024年F1アブダビGPの金曜、マクラーレンのリザーブドライバーを務める平川亮が、フリー走行1に出場、オスカー・ピアストリのマシンで走行した。19週の走行後、平川が走行内容と感想のコメントを発表するとともに、チーム代表のアンドレ・ステラも平川の走りを称えた。
WEC世界耐久選手権においてTOYOTA GAZOO Racingに所属する平川は、現在マクラーレンF1チームのリザーブドライバーの役割も務めている。F1におけるフリープラクティスでのルーキードライバー起用規則により、アブダビのFP1に平川は起用され、F1公式セッションデビューを果たすことになった。平川はカーナンバー28をつけたマクラーレンMCL38で19周を走行、1分25秒874で全体の14番手となった。
なお、平川は、アブダビGP後の火曜日に行われるF1合同テストに、ハースから参加することが発表されている。
チーム代表アンドレア・ステラは、平川のFP1での仕事ぶりについて、次のようにコメントした。
「最初のセッションで、平川亮がオスカーのマシンに乗った。テスト項目をこなし、データ収集を行うという作業を、彼は熱心かつ正確に実行した」
「彼のチームへの貢献に対し、私から感謝の言葉を伝えたい。彼は良い仕事をしてくれた。彼のパフォーマンスランは、すぐにペースを発揮したこととに加えて、エンジニアからのフィードバックをうまく取り入れた点でも印象的だった。彼の今後の活躍を祈る」
■平川亮(マクラーレン・フォーミュラ1チーム)
フリー走行1=14番手(1分25秒874:ソフトタイヤ/19周)
「最初に、FP1で走る機会を与えてくれたチームに感謝します。素晴らしい経験でした。MCL38でコースを走行することができて、本当に楽しかったです」
「レーキを使ったエアロテストをしたり、最後にプッシュラップを走るなど、チームをサポートするための仕事がたくさんありましたが、すべて計画どおりに進めることができました」
「シミュレーターでの作業からMCL36のテストまで、今回の準備に携わってくれたすべての人に感謝します。チームはコンストラクターズタイトル争いをしています。今週末の皆の幸運を祈ります」