「年齢を重ねるにつれ毛穴が気になる」、そんな悩みを抱えていませんか?
ちゃんとケアしているつもりでも、日常生活での何気ない習慣が、たるみ毛穴を悪化させているかもしれません。
コスメコンシェルジュの筆者が、たるみ毛穴の今すぐ見直すべきNG習慣と、改善方法をご紹介します。
■たるみ毛穴を増やしてしまうNG習慣
たるみ毛穴とは、年齢とともに肌のハリや弾力が失われ、本来の丸い毛穴が縦長に広がった状態のことを指します。
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毛穴がたるむ原因は加齢以外にもいくつかあるので、くわしくみていきましょう。
(1)UVケア不足
肌の老化の原因の8割は紫外線といわれています。
UV対策をしない状態で紫外線を浴びると、肌の弾力を支えるコラーゲンやエラスチンがダメージを受け、たるみ毛穴が悪化する可能性があります。
洗濯物を干す、散歩するなどの日常生活でも、十分に気を付ける必要があります。
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(2)間違ったスキンケア法
皮脂が過剰分泌することで、たるみ毛穴は目立つようになります。
年齢を重ねたら皮脂が少なくなると思っている方は多いようですが、スキンケア法や生活習慣によっては、年齢に関係なく皮脂分泌が増えます。
皮脂を過剰に取り去る洗顔料は、かえって皮脂分泌が盛んになることもあるので、洗浄力の強いものの使用は避けましょう。
(3)睡眠不足・過度なストレス
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十分な睡眠が取れなかったり過度なストレスが続くと、肌の機能が低下する恐れがあります。
ターンオーバーが乱れることにより、古い角質が蓄積してうるおいが減って、乾燥を引き起こす原因になります。
乾燥が進むと毛穴のたるみが目立ってしまうため、眠る前にアロマを楽しむ、気分が落ち着く本を読むなどして、リラックスできるよう努めましょう。
■たるみ毛穴の改善方法
たるみ毛穴を改善するには、肌のハリや弾力を取り戻し、毛穴の目立ちを抑えることが大切です。
まずは、洗顔を含めたスキンケアから見直しをしていきましょう。
ゆるんだ毛穴の汚れや皮脂をやさしく取り除く酵素洗顔を使用して、皮脂を抑えながらうるおいを与える化粧水を使えば、余分な皮脂を抑えるのに役立ちます。
美容液はコラーゲンの生成を促すレチノールやビタミンC誘導体が配合されたもの、乾燥が気になる方は保湿力が高い成分(セラミドやヒアルロン酸など)が含まれたものがおすすめです。
Tゾーンはベタつくけど部分的に乾燥する、という混合肌は、カサつくところに多めに美容液を塗ると、肌がふっくらとします。
そして前述したとおり、紫外線によるダメージはたるみ毛穴の大きな原因です。
朝カーテンを開ける前に日焼け止めを塗る、UVカット効果のあるファンデーションやパウダーを数時間おきに塗るなどして、徹底的に紫外線対策をしましょう。
スキンケア方法やストレスなどの影響により、肌の状態は日々変化していきます。「肌の調子がいつもと違う」「毛穴が目立ってきた」と感じたら、日頃の習慣を見直すタイミング。正しいスキンケアを行い、たるみ毛穴を改善していきましょう。
(美容ライター/コスメコンシェルジュ/ナチュラルビューティスタイリスト 稲毛 登志子)